二次創作小説(映像)※倉庫ログ

続き ( No.29 )
日時: 2013/02/27 21:08
名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)

[ロスタイムは残り僅か!このプレイを得点に繋げる事が出来るのか!]


虎丸「俺の…本気のプレイ…!」

ジャメル「此奴!!」


ジャメルは虎丸にスライディングするが、虎丸はジャンプしてかわす。


久遠「激しいチャージをかわす、体のしなやかさ。崩されても壊れないボディバランス。特訓して身に付くものではない。あれが、虎丸の個性だ。」


虎丸は着地するとまたすぐさま走り始める。。


虎丸「うぉお!出前で鍛えてるんだよ!こっちは!」


不動「彼奴の実力を見抜いていて…このタイミングで…!;」

基山「そうか、彼を存分に動かすためには、敵を消耗させておく必要があった。それが出来たのは、皆が特訓で鍛えた体力があればこそ。という事ですね?」


ヒロトと緑川は久遠を見る。


久遠「選手には活躍すべき場面がある。チームには勝つべき状態がある。選手達の能力を結集し、出し切らない限り、勝ち続ける事は不可能。力を出し惜しんで生きる世界はない!」

不動「!」

零「…((ニコ」


零は不動を見て微笑んだ。


虎丸「風丸さん!」


[宇都宮サイドに大きく振る!だが風丸追いつけるか!?]


風丸「このボール、繋げる…!虎丸!」


風丸はスピードをあげて何とかパスを受け、虎丸にパスした。


虎丸「(届いた…!俺と一緒に走ってくれる…)」

豪炎寺「行け、虎丸!」

虎丸「はい!」


虎丸は更に加速する。


虎丸「(俺と一緒に戦ってくれる仲間が…ここに居るんだ!!)」


.

(ちょっと抜かし)

.


ピッピッピーーーッ!!


[ここで試合終了ーー!!イナズマジャパン大接戦を制し、フットボールフロンティアインターナショナル、アジア予選決勝への駒を進めましたーーー!!]


秋「やったやったぁ!」

春奈「決めてくれましたね!虎丸君!」

目金「はぁ…本当にギリギリの勝利でした…;」

冬花「皆…凄い…!」

零「……」

久遠「………」

不動「………」


喜ぶマネージャー達。
静かに微笑む零と久遠。
久遠を見てつまらなさそうにそっぽを向く不動。


円堂「よっし、やったぜ!!」


円堂は駆け出す。


円堂「飛鷹も、よくやってくれたな!」

飛鷹「…何の、事ですか?」


円堂は行き際に飛鷹に言う。
飛鷹はポケットから櫛を取り出し、髪を整えた。


飛鷹「………」


虎丸「勝ったんですね…俺達が…」

豪炎寺「あれがお前の本気か?」

虎丸「?」


振り向く虎丸。


豪炎寺「俺達について来るには、まだまだ時間が掛かりそうだな。虎丸。」


後ろには、豪炎寺達が揃っていた。


虎丸「…でも俺、まだ本気出してませんから。先輩?」

豪・鬼「!」

豪炎寺「此奴…」

虎丸「さぁ!次の試合も勝ちますよー!アジア予選くらいで立ち止まってられませんからね!」

鬼道「何か性格変わってないか?」

円堂「へへ、いいじゃないか!俺は大歓迎だぜ!」


向かい合う鬼道と豪炎寺の間から顔を出す円堂。


壁山「でも、何でこんな凄い奴が、フットボールフロンティア出て来なかったんスかねぇ…」

虎丸「出られないんですよ。」

円堂「何で?」

虎丸「だって俺…まだ小6ですから!」

円・鬼・豪「!」

「「「しょ、小6ぅ!?」」」


驚く選手達。


目金「なるほど。そうだったのですか。」

秋「どういう事?」

目金「フットボールフロンティアは“中学生”の全国大会。」

冬花「でも、フットボールフロンティアインターナショナルは、世界各国の事情を考慮して、15歳以下の選手なら誰でも参加できるんです。」


コクコクと相槌を打つ春奈。


春奈「なーるほど。だからフットボールフロンティアのデータに、虎丸君の事が載っていなかったんですね。」

目金「だからそれ、僕の台詞ですぅ!;」

秋・春「…;」


泣き叫ぶ目金を見て呆れる秋と春奈。


零「それだけじゃない。フットボールフロンティアインターナショナルには、幾つかの“特別ルール”がある。例えば、代表の者に何らかの事情があって出場できなくなった場合、代表に選ばれなかった選手との交代が可能だったり、推薦されれば、どんな奴だろうが、無条件で参加できたり…。結構自由な大会なんスよ。」


零が付加えた。


目金「…僕の役割…」


目金が更に項垂れた。


豪炎寺「…小学生だったのか、お前;」

虎丸「だからって甘く見てたら…エースの座は頂きますよ?」


勢い良く振り返る虎丸。


虎丸「いつか俺、豪炎寺さんを抜いてみせますからね!」

豪炎寺「…フッ。」

円堂「頼もしい仲間が加わったな!豪炎寺!」

豪炎寺「ああ、そうだな。」


虎丸は舌を出して笑った。


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(ED)


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