二次創作小説(映像)※倉庫ログ

続き ( No.42 )
日時: 2013/03/06 22:47
名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)



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緑川「はぁ、はぁ、はぁ…;」

基山「どうした緑川。もう終わりなのか?」


汗だくになって息を切らしている緑川に対し、息一つ乱していないヒロト。


緑川「いいよもう! どうせ俺なんて、これ以上やったってもう…!!」

円堂「え…!?」


宿を出てきた円堂は緑川の台詞に驚く。


緑川「エイリア学園のセカンドランクチームにいた俺なんかが選ばれたのが、間違いだったんだ…」


円堂「みど——」

零「——円堂さん。」


突然現れた零は、笑顔で口元に人差し指を立てた。


零「大丈夫っすよ、あの2人なら。」


グラウンドに向き直り、2人を見る零。
円堂も零に釣られそうする。


基山「間違いか……俺はそうは思わないけどね。」

緑川「!?」


緑川は顔を上げる。


基山「エイリア学園がなくなって、みんながサッカーを楽しめるようになってから、お前のサッカーは変わったんじゃないのか?」

緑川「…俺のサッカー…?」

基山「……ジェミニストームにいたときは、どこか無理していたようなところがあったけど、エイリア学園がなくなってからは、心からサッカーを楽しんでいた…無心でボールを追いかけて、何度転んでも立ち上がって…」


緑川は園のみんなでしたサッカーを思い出す。


基山「だから、イプシロンやジェネシスだった奴等とも、互角に戦えるようになったんだ。」

緑川「……」

基山「だから、イプシロンやジェネシスだった奴等とも、互角に戦えるようになったんだ。」

緑川「……」

基山「そして、今は選ばれてここにいる。…大丈夫さ、緑川なら。少しは信じろよ、自分のサッカーをさ。」

緑川「……!! …うん。」

基山「よし、じゃあもう一度だ!」

緑川「ああ!」


2人は練習を再開した。


零「…ね?」

円堂「…うん…!」


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翌日。
緑川は虎丸からボールを奪おうとタックルを繰り出す。先日とは違い、見事、虎丸からボールを奪った。


虎丸「!?」

鬼道「いいぞ、緑川!」

緑川「(俺には俺の、サッカーがある…!!)」


春奈「何かみんなノッてますね!」

秋「だって次はいよいよ決勝戦! 勝てば世界へ行けるんだもん!」

冬花「…!!」

零「…」


ベンチから離れて木の下でグラウンドを見ている久遠。


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(抜かし)


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久遠「集合!」


久遠の声でメンバーは集まる。


零「今日は2チームに分かれて、試合形式の練習を行います。いいですね?」

「「「はい!」」」


リカ「実践形式の練習かぁ…楽しみやなぁ!」


マネージャー達は突然現れたリカに驚く。


目金「何であなたがいるんですかぁ…」

リカ「よ!」

秋「大阪に帰ったんじゃなかったの?」

リカ「帰ろうと思てんけどなー? また決勝戦見に来るのもメンドいし、それまで、塔子ん家泊めて貰うことにしてん!」

塔子「お陰でこっちは寝不足だよ…」


リカの背後からやつれた塔子が出てくる。


塔子「次から次へとギャグ言って、笑うまで寝かせてくれないんだぜ…?」

秋「そ、そうなんだ…;」


女子3人は呆れた。

誰かがボールをバウンドさせる。


零「それでは、チーム分けを発表します。」

円・鬼・豪「…」


——バシュッ!!


どこからかボールが飛んでくる。


円堂「、何だ!?」


円堂はすかさずキャッチした。


円堂「……」

???「さすがは円堂。素晴らしい反応だ…!」


声の主を確かめる円堂。
そこには長身で黒髪をアップにした男が立っていた。


円堂「! デザーム!!」

基・緑「!」

???「デザーム…? 今の私は砂木沼治。“真・ネオジャパン”のキャプテンだ。」

円堂「…ネオジャパン?」


砂木沼が不敵に笑うと、他のメンバー達も現れた。
FF出場校、エイリア学園の者達ガ交じっていた。


鬼道「源田、成神、寺門!」

風丸「霧隠!」

栗松「御影専濃と、尾刈斗中、千羽山に、木戸川清修の武方もいるでやんす!」


鬼道、風丸、栗松が見覚えのある顔を述べていく。


???「久しぶりね、円堂くん。」

円堂「ぇ?」


少年達の影から女性が出てくる。
それは円堂達にとって久しく見ていない、見慣れた顔だった。


円堂「っ、瞳子監督ぅ!?;」


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(CM)


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