二次創作小説(映像)※倉庫ログ

第82話「完全なる戦術!パーフェクトゾーンプレス!!」 ( No.61 )
日時: 2013/05/09 17:04
名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)




[イナズマジャパン先制の1点! フットボールフロンティアアジア予選決勝! この試合に勝利して世界に挑むのは、韓国か、それとも日本か!!]


鬼道はベンチにいる円堂を見る。


鬼道「(お前が出ていない間は、俺がチームを纏める…早く監督の狙いに気付いてくれ…)」

円堂「(すまない、鬼道…)」


円堂はまた久遠の言葉を思い出す。


円堂「(今は、監督の言葉の意味に集中だ…)」


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(OP)


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土方「吹雪! もう1発決めてやろうぜ!」

吹雪「ああ!」


2人が調子良さそうに言っている中、アフロディは声を低くして不敵な笑みを浮かべている。


アフロディ「…やるんだね? “完全なる戦術”を…」

チャンスウ「攻守に長けた吹雪は、豪炎寺よりも危険な存在…まずは彼を…」


チャンスウがイ・ジンソン監督に目配せすると、イは何も言わず頷き返した。


[1点を追うファイアードラゴン! チャンスウのキックオフから反撃開始です!!]


アフロディ、涼野、南雲、チャンスウがあがる。


鬼道「焦るな! ボールをよく見ろ!」


アフロディが南雲にパスし、緑川がスライディングをしかける。
が、それを南雲は簡単にかわした。


南雲「少しは上手くなったようだなぁレーゼ!」

緑川「っ、」

南雲「だが、ここまでだ。」

緑川「どういう意味だバーン!」

南雲「…へっ。」


南雲は緑川を見下げ、嘲笑して走っていった。


緑川「くっ…」


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(抜かし)



[何とぉ!! 吹雪と綱海激突ー!!]


チャンスウ達は走るのをやめた。


円堂「綱海、吹雪!」

マネージャー・目「…!!」

ベンチ「……」

零「……」


[信じられない展開、チームメイト同士でクラッシュだぁ!!]


マネージャーやベンチの選手達は驚く。
不動は無関心、零は笑んだままの状態。

吹雪と綱海は悶え苦しみ、メンバー達が駆け寄ってくる。


チャンスウ「悲劇です。」

鬼道「!」


チャンスウが鬼道の背後に歩み寄る。


チャンスウ「しかしこの悲劇は、2人が自ら招いたもの…徹底したプライシングに乗った相手の動きを封じ、恐怖によって精神を支配する…こうなるともう正常な判断は出来ません。」

鬼道「精神を支配するだと…」

チャンスウ「…現にあなたも混乱している…これこそが、我等韓国の必殺タクティクス、“パーフェクトゾーンプレス”…!」


鬼道はチャンスウ達の空気に圧倒された。


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吹雪に秋、綱海に春奈が治療を施す。


円堂「2人共、大丈夫か…?」

綱海「なーに、どうってことねえよ…」

吹雪「迷惑かけて、ごめん…」


2人は申し訳無さそうに謝る。


零「木暮、宇都宮。交代ね。」

虎丸「え…交代、ですか…?」


虎丸が軽く驚いて零に振り返る。


綱海「副監督!」

吹雪「僕達、まだやれるよ! っ…!;」


無理に立とうとした吹雪を円堂と秋が支える。


零「あんま強がんな。そんな状態じゃ、戦力にならないんだよ。」

円堂「……」


薄笑いで言う零に、円堂は悲しそうに俯いた。


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[イナズマジャパン! 負傷した綱海と吹雪に代わって、木暮と虎丸が入ります!]


ピーーーッ!


円堂「みんな…頑張ってくれ…!」



(抜かし・CM)


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