二次創作小説(映像)※倉庫ログ

続き ( No.80 )
日時: 2013/07/31 21:25
名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)




グラウンド——


エドガーと円堂はユニホームに着替え、円堂はゴール前に、エドガーはボールを足元にして立っている。


春奈「親善パーティがとんでもないことになっちゃいましたね…」

秋「ええ…」

冬花「……」


エドガー「ルールは簡単。一本勝負、私はキミに向かってシュートを撃つ。それを止められればキミの勝ち。」


エドガーは得意気に話す。


基・立「っ…」

綱海「何が『キミに向かって』だ、馬鹿にしやがって…!」


エドガー「では、行きます。」

円堂「来い!」


エドガーがボールを蹴り上げ、シュート態勢に入る。


エドガー「エクスカリバー!!」


マネージャー「!!」

風丸「何だ、あのシュート…!」

栗松「凄いパワーでやんす!」

零「…」


零は目を細める。


円堂「いかりのてっつい!! …っ、うわあっ!!」


ボールはネットに突き刺さった。


立向居「し、信じられない…円堂さんの『いかりのてっつい』が、あんなに簡単に破られるなんて…!」

秋「円堂くん…」


観ているジャパン側は驚いている。


エドガー「どうやら、私の勝ちのようですね。…さぁ皆さん! 余興は終わりです。パーティ会場へ戻りましょうか。」

円堂「…これが…!」

エドガー「ん?」


円堂が何か言っているのに気付き、ゴールを見るエドガー。


円堂「これが…世界レベル…!! ボール全体が、体全体にズシンッ、て来て……」


円堂は掌を見つめて、感じたことを口にしている。


円堂「っ凄いなエドガー!! 今のシュート!! あんなシュートが撃てるなんて!!」

エドガー「……」

デービット「…何だあいつ。負けたのに笑ってるぞ。」


円堂は立向居達のいる方へ駆け寄る。


円堂「みんなも観ただろ?! 今のシュート! これが世界レベルのサッカー! そして俺達は、その世界レベルと戦える…!! こんな強い相手と戦えるんだ!!」

秋「円堂くん…!」

風丸「円堂…」

壁山「キャプテン…!」


豪炎寺・鬼道・ヒロトは頷く。


綱海「俺達も負けてられねぇな…!」

鬼道「ああ。みんな! 明日から特訓だ!!」

「「「おう!!」」」


エドガーのシュートに圧倒されたことにより、イナズマジャパンは皿に団結した。


デービット「本当のエクスカリバーを知らないで、おめでたい奴らだ。」

エドガー「フッ…。思ったより楽しめそうだな。」


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翌日・グラウンド——


ヒロトがドリブルであがる。


基山「いくよ、円堂くん!」

円堂「来い!!」


円堂はまた老人の言葉を思い出していた。


『お前自身のサッカーはどこにある。』


円堂「(やっと分かったよ…。世界中の超一流の選手に勝つためには…)」

基山「流星ブレードV2!!」


円堂「(『自分自身の必殺技』が必要だって!!)」


円堂は流星ブレードV2をパンチングで受けようとする。


円堂「ぅあっ!!」

秋「円堂くん!!」

円堂「っ…もう1回だ!!」


すぐに起き上がる円堂。


久遠「…やっと自分達の置かれた状況が分かったか…」

秋「!
(…もしかして、監督はこうなることが分かっててパーティに…?)」


秋は監督を見た。


春奈「! そういえば、零さんは練習出ないの?」

零「ん?」


春奈は、隣にいる零を見る。
零はジャージを着たままで、練習には参加していなかった。


春奈「もう、選手側なんじゃ…」

零「んー……。それもそうだな。」


じゃ、出てくるよ。と言い、ジャージを着たままグラウンドへ駆けていった。


円堂「来い! ヒロト!」


秋と春奈はグラウンドを見つめる。


円堂「絶対見つけてやる! 誰のものでもない、『俺自身の必殺技』を!!」


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(ED)


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