二次創作小説(映像)※倉庫ログ

第88話「炸裂!円堂と零!!」 ( No.86 )
日時: 2013/07/31 21:59
名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)




エドガー「……フッ。」


エドガーは顔を上げると不敵に微笑む。


円堂「…まさか……!!」


エドガー「受けるがいい…エクスカリバー!!」


エドガーはエクスカリバーを放った。
円堂は焦りながらも腕を構える。


壁山「ザ・マウンテン!!」

エドガー「無駄だ!!」


壁山は突破される。


円堂「いかりのてっつい!!」


円堂はシュートを止めた。


マクスター[間一髪! 何とか防ぎましたぁ!!]


エドガー「フッ…」


円堂が止めると客席のテンションは一気に下がった。
円堂はボールを投げようとするが、壁山の様子に気付く。


円堂「壁山…!」


壁山はぐったりとして倒れている。


円堂「壁山ーー!!」


.


(OP)


.


壁山は起き上がろうと力を入れるが、震えるだけになっている。


円堂「壁山!!」


円堂は急いで壁山に駆け寄る。
エドガーはその様子を冷たく見ていた。


円堂「壁山…大丈夫か?」

壁山「ぅ゛…キャプテン…」


壁山の背中に手を沿え心配する円堂。
壁山は何とか顔だけ起き上がる。


マクスター[アクシデントです! 壁山、起き上がれません!]

レビン[物凄いシュートでしたからね…かなりのダメージを受けているはずです。]


春奈「壁山くん…プレイは続けられるんでしょうか…」

秋「……」

矢舞「無理だな、プレイどころか、立ち上がるのもきついだろうね。」

零「過労と、繰り返し同じ攻撃を受けたのが原因だね。」


マネージャー達は不安げな表情になる。


久遠「染岡、交代だ。」

染岡「! …はい!」


染岡も不安そうにしていたが、すぐに気合を入れてベンチを立った。



(抜かし)



ピピーーーッ!


マクスター[ボールはイナズマジャパン! しかし、ナイツオブクィーンは、『アブソリュートナイツ』の態勢です!]


円堂「よーし、いくぞぉ!!」

鬼道「風丸! 栗松!」

風丸「おう!!」


円堂がボールを投げ、風丸が受ける。
風丸・栗松・鬼道は再び縦一列に並んだ。


エドガー「まただと…?!」


エドガーはフィリップとアイコンタクトを取る。
フィリップは頷いた。

ナイツオブクィーンは『アブソリュートナイツ』を繰り出す。
風丸はフィリップをかわし栗松にパス。栗松はマイキーをかわし鬼道へ。鬼道はポールうぃかわし再び風丸へ。


エドガー「やはり同じだ…!」

ゲイリー「ナメるな!」

ピーター「二度は通じないぞ!!」


栗松は得意気に笑みを浮かべる。


鬼道「かかったな…?」


ゲイリーとビートの先を虎丸があがる。


マクスター[再び『アブソリュートナイツ』が崩れました!!]


風丸「虎丸!!」


が、風丸のパスはジョニーがカットしてしまった。


虎丸「!!」

鬼道「読まれていたのか…!?」

エドガー「フッ…」

ジョニー「エドガー!」


ジョニーがエドガーにパスを出す。


エドガー「よし!」

染岡「させるかよ!」

エドガー「!!?」


ボールは染岡がカットした。


豪炎寺「染岡!!」

染岡「おう!」


ボールが豪炎寺に回った。


フレディ「決めさせるかぁ!!」


豪炎寺は寸でのところで染岡にパスを出す。


フレディ「?!」

染岡「このユニホームを着ることの重さは、俺が1番知っているんだ!!」


染岡はシュート態勢に入る。


染岡「食らえ!! ドラゴンスレイヤー!!」

フレディ「ぅおっ!?」


フレディは反応が送れ技を出せず、ボールはゴールネットに突き刺さった。


マクスター[ゴーーーッル!! イナズマジャパン、同点に追いつきましたーーぁ!!]


染岡「ぃいよっっしゃあああああっ!!」


染岡は腕を挙げて喜ぶ。
他の選手達も染岡に駆け寄った。


風丸「やったじゃないか染岡!」

栗松「すごい必殺技でやんす!!」

鬼道「これが世界での初得点だ。」

染岡「おう…これからガンガン決めてやるぜ! …!」


染岡は豪炎寺の方を向く。
豪炎寺は笑顔で頷き、その隣の虎丸は目を輝かせていた。


染岡「…へっ。」


染岡は親指を立てて返した。


円堂「いいぞ、染岡…! お前の諦めない心が、でっかい実を結んだんだ!」


春奈「染岡さんが決めましたね!!」

秋「うん!!」

壁山「うーん、素晴らしいシュートっすぅ…!!」


壁山は嬉しさのあまり号泣している。


響木「…よくやった、染岡…!」

久遠「……」


久遠は少し口角をあげて微笑んだ。

得点掲示板は『1−1』を示している。
エドガーはそれを見上げると、イギリスの監督・アーロンに目を遣った。


アーロン「私達の必殺タクティクスは、『アブソリュートナイツ』だけではない…。控えし騎士ナイト達よ、その力を解き放て!!」

「「「はい!」」」


アーロンがステッキを振ると、ベンチの選手達は立ち上がった。


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マクスター[ここで、ナイツオブクィーンは、選手を大幅に入れ替えてきました!]

レビン[アーロン監督、素早い対応ですねぇ…]


入れ替えで入ってきた選手達にエドガーが何か指示を出し、エドガーは不敵な笑みを浮かべた。


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虎丸「な、何だあのフォーメーションは…!」

豪炎寺「……」


ナイツオブクィーンはエドガーを筆頭に、槍のような形のフォーメーションになっている。


円堂「……」


鬼道「あんなに両サイドを空けるとは…あれでは守備を捨てたのと同じだぞ…」

風丸「何を考えているんだ…」

基山「中央突破なのか……それとも何かの罠か…?!」


頭脳派の鬼道達は早速考え出す。


立向居「あれじゃあ中盤は、中央を意識するしかない…」

木暮「そう見せかけて、サイドから来るのかもしれないよ…!」


零「結構、面白いことするね。」

不動「やるじゃねぇか…」

久遠「……」


ベンチ組も考察し出す。



(抜かし・CM)


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