二次創作小説(映像)※倉庫ログ

続き ( No.89 )
日時: 2013/07/31 22:11
名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)




染岡「何だと?!!」


マクスター[信じられません!! ドラゴンスレイヤーを、直接蹴り返しました!!]

レビン[厚保のシュートの相乗効果で、凄まじいパワーです…! これは止められませんよ…!!]


ボールはどんどん勢いを増して円堂へ向かって行く。


冬花「!」


冬かは不安げな表情で席を立つ。


円堂「どうする…どうすれば止められる…!!」


『止められないなら、止めなければいいのかもしれん。』


円堂「!! そうか! 止める必要はない、ゴールに入れなければいいんだ!」


円堂は構える。


円堂「(どんなシュートでも、ゴールに入らなければ…! 得点には、ならないんだ!!)」


円堂は思い切り拳を地面に叩き付けた。シールドのようなものが現れ、ボールからゴールを守る。
ボールはゴールから大きく反れた。


老人「……」


マクスター[…外れた!! 『外させた』と言うべきでしょうか!! ]


老人は口角をあげる。


マクスター[円堂の必殺技が、絶体絶命の危機を救いましたぁ!!]

レビン[これは…驚異的です…!]


マクスターもレビンも驚いている。


円堂「やった……出来たぞ!!」

エドガー「そんな…!!」


冬花「…!!」

春奈「やりました!! 防ぎましたよ!!」

秋「うん!!」

綱海「すっげーぞ、円堂!!」

壁山「さっすがキャプテンっす!!」

立向居「あんな方法を思いつくなんて!!」

目金「今までの! シュートを止める技とは、全く次元の違う発想です…! それは正しく…『イジゲン・ザ・ハンド』!!」


目金は興奮して立ち上がり、早速名前をつける。







円堂「いけっ、鬼道!!」


円堂は鬼道にパス。が、フィリップに奪われる。


鬼道「何!?」

フィリップ「試合はまだ終わっていない!!」


フィリップはエドガーにパス。


エドガー「そうだ! 諦めるわけにはいかない!!」


エドガーはイナズマジャパンFW陣を抜いていく。


豪炎寺「っ…」

虎丸「早い!」


MF、DFも抜いていく。


エドガー「負けられない…ナイトの誇りにかけて!!」


エドガーはシュート態勢に入る。


エドガー「パラディンストライク!!」


マクスター[ナイツオブクィーン諦めない!! エドガー渾身の『パラディンストライク』だーー!!]


と、ゴール前に零が佇む。

零はしゃがんで踏ん張ると、高く跳び上がり、一回転するとボールを踵落とししてグラウンドに叩き付けた。
ボールに足を乗せ、エドガーを見下す。


零「悪いっすけど、こっちも推薦の名義を立てなきゃいけないんでね。」


マクスター[エドガーの『パラディンストライク』が、雨城の必殺技によって防がれたーーぁ!! イナズマジャパン、何とか逃げ切れました!!]


目金「ぴたりと雨が上がるように、シュートの勢いを止めるブロック技……『村雨スイープ』と名付けましょう!!」


ピッピッピーーーッ!!


エドガー「!!」


マクスター[試合終了ーーー!! イナズマジャパンが、強豪ナイツオブクィーンを降しましたーーー!!]


ナイツオブクィーンは脱力している。


レビン[驚きました…とんでもない番狂わせが起きましたね…]


円堂「よーーーっし!! やったぞ、みんなぁ!!」


円堂はゴールから駆け出し、みんなのところへ走る。


エドガー「………フッ。」


エドガーは唇を噛み締め、眉を下げて笑顔を作った。
それから喜んでいるイナズマジャパンに目を遣る。

(零は飛鷹の左隣辺りで円堂の方向いてます)


エドガー「(大会は始まったばかりだ…。今は、キミ達の勝利を称えよう。)」


ベンチでは、響木と久遠が目を合わせ、頷き合っている。
それから2人はグラウンドに目を戻した。


老人「これがお前の、世界への第一歩だな。」


そう言って老人はその場を去る。


円堂「……、!」


円堂は老人がいなくなったことに気付いた。


円堂「…あの人、まさか……(零「円堂さん。」


円堂は零の方を見る。


零「次も、頑張りましょうね。」

円堂「…、ああ!」


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(ED)


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