二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 【ONEPIECE】聖職者〜bleu rouge noir〜 ( No.74 )
- 日時: 2012/03/03 17:36
- 名前: 勇騎那 (ID: /tdFVE37)
- 参照: http://www.pixiv.net/mypage.php
穢れた宝石
「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!?”海賊王”の船にィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!?」
「ああ。副船長をやっていた…シルバーズ・レイリーだ。よろしくな」
「「「「副船長〜〜〜〜〜〜〜!!?」」」」
ただのジジイだと思っていたやつが元ロジャー海賊団の船員で、しかも副船長のシルバーズ・レイリーだったと聞いて、ルフィ、ナミ、サンジ、フランキーは開いた口が塞がらなくなり、ウソップは思わず口に含んでいたものを吹き出してしまった。
「あら、気づいてなかったの?」
「その名前めちゃめちゃ知ってる〜〜〜〜!!!」
「いろんな本に載ってる〜〜〜〜〜〜!!!」
「確かに誰でも一度は聞く名だ」
「そういえば聞いたことあるな」
「………」
「G・ロジャー、そういうルーキーが昔いた様ないなかった様な…」
各々自由な感想を述べる。
「何でそんな大物とタコが知り合いなんだ」
「ハチはな…20年以上前に…私が海で遭難したところを助けてくれた。__以来、コイツが”タイヨウの海賊団”に入るまで仲良くしてた」
「この人の命の恩人なのよ…。まだ子供だったけどね」
「しかしよ、ゴールド・ロジャーは22年前に処刑されたのに副船長のあんたは打ち首にならなかったのか…。一味は海軍に捕まったんだろ?」
「捕まったのではない…………。ロジャーは自首したのだ…」
- Re: 【ONEPIECE】聖職者〜bleu rouge noir〜 ( No.75 )
- 日時: 2012/03/03 18:37
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
この回、アニメで死ぬ程見ましたwww
- Re: 【ONEPIECE】聖職者〜bleu rouge noir〜 ( No.76 )
- 日時: 2012/03/03 20:49
- 名前: 勇騎那 (ID: /tdFVE37)
- 参照: http://www.pixiv.net/mypage.php
「………”海賊王”が自首!?なんで!??」
「………我々の旅に…限界が見えたからだ。……あの公開処刑の日から……4年程前か…。ロジャーは…不治の病にかかった…。誰も治せない手の打ち様のない病にさすがのロジャーも苦しんだが、当時海で一番評判の高かった灯台守でもある医師、双子岬のクロッカスという男だけ
がその苦しみを和らげる腕を持っていた。我々は彼に頼み込み、”最後の航海”に船医として付き添って貰い、ついにその3年後、ロジャーの命を取り止めつつ……不可能と言われた”偉大なる航路”制覇を成し遂げたのだ」
当事者以外知りえない話に麦わらの一味も、フォークスも、ただ黙って耳を傾ける。ぽつぽつとレイリーの口から語られるロジャー海賊団の真相・・・・・・
「ク…ク………クロッカスさん!!?双子岬の………!!お懐かしい」
「え〜〜〜〜〜〜!!?あのおっさん50年岬にいたんじゃねェのか!?海賊王の船員だったのか!!!」
「そういえば…数年船医をやったって言ってた。じゃあ、その3年間海賊をやってたのね!!」
ナミとウソップは”偉大なる航路”の入り口にある岬にいたクロッカスを思い出す。
「キミらが会ったという事は…まだ元気でやっとるか!クジラを可愛がっていて…。クロッカスは何やら…探したい海賊団がいると、乗船を承諾してくれたのだが」
「ブルック!!それ完璧におめェらを探しに海へ出たんじゃねェかよ!!」
「ク…クロッカスさん…。そんな事までして…!!?」
ブルックはクロッカスが自分たちを探すために海へ出てくれたことを知り、眼球のない目から滝のように涙を流す。
「あいつはたった3年の船員だったが、紛れもなく我々の仲間だ……!!!」
「で、海を制覇した後は……?」
「そこからだ…。ロジャーは世間から”海賊王”と呼ばれる様になった…。何もずっと海賊王だったわけじゃない…。死にゆく男に称号など何の意味もない。__だが、ロジャーは喜んでいたな…。何事もハデにやらかす事が大好きな男でね…。宴もそう…戦いもそう…。己の先のない未来にも一計を案じ、楽しんでいる様に見えた。__やがて『船長命令』により、ロジャー海賊団は人知れず解散し…全員バラバラに…一人…また一人姿を消した。ともに命を懸けた仲間達は今や、どこで何をしているかほとんどわからない。___そして解散から一年が過ぎたころ、ロジャーは自首し…逮捕され…あいつの生まれた町、”東の海”のローグタウンで公開処刑が発表された。あの日の広場には…今海で名を挙げている海賊たちの若き日のそうそうたる顔ぶれが並んでいたと聞く…。海賊王の処刑に世界が注目していた。__私は行かなかったよ。あいつの言った最後の言葉はこうだ…」
<おれは死なねェぜ……?相棒…>
「世界政府も海軍も………驚いたろう。ほかの海賊達への”見せしめ”の為行った公開処刑の場が、ロジャーの死に際のたった一言で『大海賊時代』の幕開けの式典へと一変したのだからな…!!」
<おれの財宝か?欲しけりゃくれてやるぜ…。探してみろ。この世の全てをそこにおいてきた>
「残り数秒僅かに灯った”命の火”を、奴は世界に燃え広がる”業火”に変えた。あの日ほど笑った夜はない…!!あの日ほど泣いた夜も…酒を飲んだ夜もない…!!我が船長ながら…見事な人生だった…………!!!」
- Re: 【ONEPIECE】聖職者〜bleu rouge noir〜 ( No.77 )
- 日時: 2012/03/04 17:08
- 名前: 勇騎那 (ID: /tdFVE37)
- 参照: http://www.pixiv.net/mypage.php
「なんか、スゴイ話聞いちゃったみたい…。当事者から聞くとまた別の話みたい」
「じゃあ…まるでこの海賊時代は意図してロジャーが作ったみてェだな」
ナミとウソップがあまりの凄さにやっと言葉を紡いだ。
「……そこはまだ…答えかねる…。ロジャーは死んだのだ。今の時代を作れるのは今を生きてる人間だけだよ…………!!」
瓶ごと酒をがぶ飲みしながらレイリーは言った。
「あの日、広場でロジャーから何かを受け取った者たちが確かにいるとは思うがね…」
- Re: 【ONEPIECE】聖職者〜bleu rouge noir〜 ( No.78 )
- 日時: 2012/03/04 18:46
- 名前: 勇騎那 (ID: KFRilj6O)
「キミのよく知るシャンクスもその一人だろう」
「え?おっさんシャンクス知ってんのか!?」
食い物を貪りながらルフィが言った。
「”東の海”ならバギーという海賊も知らんか?」
「「バギー」」
ゾロとナミは”偉大なる航路”に入る前に出会ったバギーの顔を思い出して出がらしを見た顔をした。
「アレは2人ともウチの船で見習いをやっていた」
「えーーーーーーーっ!!!シャンクスは海賊王の船にいたのか!!?」
「何だ…。聞いとらんのか…」
「10年程前か…。この島でばったりあいつと会ってな。トレードマークの麦わら帽子とピアスと…左腕が失くなってた」
「うっ」
あの時のことを思い出してルフィは口から声にならない声を上げる。
「理由-ワケ-を聞くと嬉しそうにキミの事を話すんだ………!!」
<レイリーさん、おれァ本当に驚いたよ!!!”東の海”に…!!ロジャー船長と同じ事を言うガキがいたんだ…………!!船長のあの言葉を…!!!>
「おかしな話だな。血の繋がったガキよりも、ほかのガキの事を知ってるなんて」
ここまで終始無言だったフォークスが唇を薄く開いた。
「そんな話の一つや二つ、世界中探せばいくらでもあるさ」
いつになく冷めた口調でゴドリックが言った。フォークスはそんな彼女を見つめ、ゆっくり近づいた。
「お前さ、いつになったらその化けの皮剥がすんだよ」
「気が向いたら剥がすさ。今はこの姿が気に入ってるんだ」
「ならいいけどな」
蠱惑的なテノールと色のついたアルトが混ざり合う。会話の内容は全く持って意味が分からないが。
「あんたがルフィに会いたかった理由は分かった。で、おれは?」
「アマンダに…キミのことを聞いたよ。ロルシア」
「はっ…。母さんも結構口が軽いな」
母さん…?
一体誰のことを…まさか
「アマンダって、”時渡り”のアマンダのこと?」
「そうだ」
ナミが不可解なところを聞いてみると思った通りの返答が帰ってきた。
「おれは、プリンセス・アマンダとシャンクスの娘、プリンセス・レイリー・ロルシアだ」
「「「「「「!!!」」」」」」
- Re: 【ONEPIECE】聖職者〜bleu rouge noir〜 ( No.79 )
- 日時: 2012/03/04 19:26
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
…え?レイリーって名前に入ってたけど…え?…
何!?どゆこと!?
- Re: 【ONEPIECE】聖職者〜bleu rouge noir〜 ( No.80 )
- 日時: 2012/03/04 21:57
- 名前: 勇騎那 (ID: KFRilj6O)
引っかかってくれてどうもありがとうございます!!
- Re: 【ONEPIECE】聖職者〜bleu rouge noir〜 ( No.81 )
- 日時: 2012/03/05 19:00
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
え!?私、何に引っかかったの!?
PS:目次は作らないの〜?
- Re: 【ONEPIECE】聖職者〜bleu rouge noir〜 ( No.82 )
- 日時: 2012/03/05 19:09
- 名前: 勇騎那 (ID: CxuvQiaf)
目次かぁ…
作り方わかんない←それ腐れ盲点!!byローラ
- Re: ワンピース-聖職者〜bleu rouge〜オリキャラ募集中 ( No.83 )
- 日時: 2012/03/05 19:20
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
書き方・ルールって項目の所に目次テンプレってあるからそこを
クリックしたら作り方が書いてあるよ!
バカな私でも作れるから勇騎那でも作れるよ!!絶対!!
- Re: ワンピース-聖職者〜bleu rouge〜オリキャラ募集中 ( No.84 )
- 日時: 2012/03/05 20:30
- 名前: 勇騎那 (ID: CxuvQiaf)
サリーありがと!(≧コ彡)/作り方わかったよ
っていうか、うちらいつの間にかタメ口になってない?
- Re: ワンピース-聖職者〜bleu rouge〜オリキャラ募集中 ( No.85 )
- 日時: 2012/03/06 18:18
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
もうタメでいこう!!
ウ「開き直ったっ!!」
- Re: ワンピース-聖職者〜bleu rouge〜オリキャラ募集中 ( No.86 )
- 日時: 2012/03/06 19:31
- 名前: 勇騎那 (ID: 38Jpx5HN)
「こいつらになら言ってもいいんじゃないか?」
フォークスがくいっと顎で指していった。ゴドリックもそう思った。理由は分からないが、なぜか”麦わらの一味”には教えても構わないと思えた。
「20年前に行方不明になった-て言われてた-母さんは、おれを腹に宿したまま故郷の島、リーゼ・ジオンまで帰った。そこでおれを産んで、おれが11歳になった時に自分が中退した戦闘系の学校、ボーバトン学校アカデミーに入学させた。フォークスはおれの同級生で兄貴みたいな存在なんだ」
ゴドリックのセクシーな薄い唇以外に動くものはない。
響く音は男のような女の声だけ。
「ボーバトンに入学したおれを待ってたのは——いじめだ。母さんは父さんと別れておれを育ててたから、当然おれは父親の存在を知らずに育った。それがほかの奴らにとってはおかしいことだったみたいでな。速攻でいじめの対象になったわけだ。それにおれ、学校でトップの成績だったからな。いじめる理由なんかいくらでも作れる。ある時はランチに出された糖蜜ヌガーを投げつけられ、教科書は破られ、女子には徹底的に無視される、制服の上に着るローブは隠される…。まあ何ともアホらしい。そういうバカな連中は母さんに叩き込まれた技でボコボコにしたけどな。フッ…」
「これ見てみろ」
ピッ!とフォークスが指先で一枚の写真を放った。その写真には赤髪を高い位置で結い、オレンジの目をした少女だった。言葉のボキャブラリーが少ない一味は-女を褒める言葉がすぐ出てくるさすがのサンジでも-この少女の美しさを言い表せない。
「この子美人ね……。誰なの?」
「ここにいるいい男の顔した女」
フォークスが呆れたような視線をよこした。その先には…
「ゴドリック!?!」
「それ、ボーバトンの時のおれだ」
「化けの皮剥げ。今すぐ」
ゴドリックの栗色の髪が赤髪に、ルビーのような目がオレンジの目に変わった。これにも一味は驚く。
「今見せたのは”七変化”っていう能力。悪魔の実じゃねェ。自由に自分の姿が変えられるんだ」
「すっげ———!!」
ルフィは目をキラキラさせている。
「ある意味、この術は都合がよかったかもな。本当の姿が隠せるわけだし、あとは、ファッションのバリエーションも増えるし?」
「いやそこかよ!」
ウソップが激しくロケット頭突きをかます。やっぱりゴドリックはゴドリックだ。
「質問なんだが、何で名前に「レイリー」って入ってんだ?」
サンジが聞いてみた。
「おれ、本名はロルシアっていうんだけど、母さんによるとロルシアの”ロ”はロジャーの”ロ”で、ルはルージュの”ル”で、シはシャンクスの”シ”、アはアマンダの”ア”だそうだ。おれの名前つける時にロジャー海賊団の船員の名前から一文字もらったってつけたらしい。ミドルネームにレイリーの名前が入ってるのはそのせいだ」
これで一つ謎が解けた。
- Re: ワンピース-聖職者〜bleu rouge〜オリキャラ募集中 ( No.87 )
- 日時: 2012/03/06 19:34
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
そ…そうなのか…
じゃあゴドリックは他の人の姿にも変身できんの!?
(例えばルフィとか…)
- Re: ワンピース-聖職者〜bleu rouge〜オリキャラ募集中 ( No.88 )
- 日時: 2012/03/06 19:57
- 名前: 勇騎那 (ID: 38Jpx5HN)
ゴ「がんばればな。けど、Mr.2ボ…?なんだっけ?あいつは声も変えられるが、おれの場合はできねェ。あいつとちょっと違う感じで、顔のパーツとか、体の各部をちょっといじるくらいだな。あとは、身長も変えられるし。年齢詐称すんのにはもってこいな術だ。今はもともとの身長(189cm)にしてあるぜ。結局は——」
勇「ゴドリックの気分と好みだよ☆」
ゴ「おい勇騎那。でしゃばりすぎだ」
勇「すいません…」
フォ「いじめてやんなって……」
- Re: ワンピース-聖職者〜bleu rouge〜オリキャラ募集中 ( No.89 )
- 日時: 2012/03/06 20:07
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
なるほど〜、じゃあ実際はチb…ぎゃあああああああ!!!!
- Re: ワンピース-聖職者〜bleu rouge〜オリキャラ募集中 ( No.90 )
- 日時: 2012/03/06 20:38
- 名前: 勇騎那 (ID: 38Jpx5HN)
もともとのゴドリック
・父-シャンクス-譲りの赤髪と薄い唇
・母-アマンダ-譲りのオレンジの目と白い肌
・身長189cm
・そこら辺のメンズのモデルよりスタイルがいい
・学年を重ねるごとに徐々にイケメソになっていった(それに比例して声も男性的なテノールに)
・女っぽい恰好は「おれがナミやロビンのような服を着たところを想像できるか?」できませ〜ん
・元から貧n…「今なら血帯-フェルーラ・ピジョン-で許してやる」すいませんでしたあああ!!!!←スライディング土下座
こんな感じだZE!!
- Re: ワンピース-聖職者〜bleu rouge〜オリキャラ募集中 ( No.91 )
- 日時: 2012/03/07 15:44
- 名前: 勇騎那 (ID: q0DfvFhs)
聞きたいことならまだある。
「さっき、レイリーがシャンクスのピアスがなくなってたって言ってたけど、そのピアスって…」
「この涙ピアス」
ゴドリックがガーネットを指先ではじいて見せた。
「もともとこのピアスは、父さんが持ってたものなんだ。けど、2人が別れるときに母さんに渡されたらしい」
「無敵の旦那印だな」
フォークスがからかうように言った。ゴドリックは彼を見て冷やかに笑った。
「2人そろえて”穢れた血”って呼ばれてたからな」
ゴドリックはサラッと言っているが、一味はぞっとする。自分たちの異名の方がずっといい。ゾロやサンジがお互いを罵り合う時の文句の方がまだかわいい。
「さっきのおっさんの話もそうだったが、ほとんどドラマみたいだな」
ゾロがぼやく。凄すぎて酸素が脳まで回らないようだ。
「このドラマはノンフィクションです」
「そこは分かっとる!!言わんでいい!!」
こんな時にゴドリックのそういうボケはいらないと一味は思う。
「いっぺん話すと疲れるから、気が向いたときにまた話す」
あんまり話しすぎてゴドリックは気が滅入ってしまったようだ。
- Re: ワンピース-聖職者〜bleu rouge〜オリキャラ募集中 ( No.92 )
- 日時: 2012/03/07 18:28
- 名前: 勇騎那 (ID: q0DfvFhs)
「ゴドリックの元結は、アマンダがしていたものと同じだな?」
レイリーが問うとゴドリックは元結をほどきながら肯定した。
「生前、母さんが随分と大事にしてた。この元結になんか思い出でもあるのか?」
「それは…シャンクスがワノ国で見つけて、アマンダにプレゼントしたものだよ」
「道理で」
はあ〜と納得したそぶりを見せたゴドリックだったが、内心は父に会った時に渡さなければいけないものが増えて少々めんどくさいと思っていた。
「シャンクスが君に話していない事まで私がベラベラと喋るわけにはいかんのでな…。———とにかく、ここまでよく辿り着いた………!!”新世界”であいつはキミを待ちわびているだろう」
「…………そうか!!…そうかな!!……おれも会いてェなァ〜〜〜〜!!!」
「さて、状況も状況。船のコーティングの依頼だったな。私も今の本職を果たすとしよう……」
「ニュ〜〜〜〜そういやコーティングってすげェ金かかるんだけど」
「いやァ、いいんだハチ。お前の友達から金は取らん」
「よかった。ありがとうレイリー」
「レイリーさん…」
すっ…と無駄を感じさせないスマートな動きでロビンが立ち上がった。
「”D”の意志って……一体何…?」
「……!!」
「空島で見た”歴史の本文”に古代文字を使って、ロジャーの名が刻まれていた。彼はなぜあの文字を操れたの……!?」
<我ここに至りこの文を最果てへと導く
海賊 ゴール・D・ロジャー>
「…あなた達は900年前に始まる”空白の100年”に、世界に何が起きたのかを知ってるの!?」
「…ああ、知っている。我々は歴史の全てを知った…。………——だがお嬢さん、慌ててはいけない………。キミ達の船で一歩ずつ進みなさい。我々もまた………”オハラ”また…少々急ぎ過ぎたのかもしれん…。キミ達に今ここで歴史の全てを私が話しても、今のキミらには…何もできやしない…!!……ゆっくりと世界を見渡してそのあとに導き出す答えが我々と同じとも限らない…!!——それでも聞きたいというのなら、この世界の全てを話そう」
- Re: ワンピース-聖職者〜bleu rouge〜オリキャラ募集中 ( No.93 )
- 日時: 2012/03/07 19:26
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
余計なお世話だけど原作介入を簡単に書くポイント!
・介入しないところはあんま書かなくていいよ。
・ちょっとした回想篇はサラッと書くぐらいがベスト。
・いらないセリフは飛ばしてよし。
すんません。調子に乗りました。
ワンピと青エクのコラボ原作介入書いてるんで調子に乗りました。
あんま参考にならないよ(笑)
- Re: ワンピース-聖職者〜bleu rouge〜オリキャラ募集中 ( No.94 )
- 日時: 2012/03/08 20:26
- 名前: 勇騎那 (ID: pmOIN4oE)
「いいえ。やめておくわ…。旅を続ける…」
静かに笑って、ロビンは言った。
「いずれ全てが見えて来る…。キミの故郷、”オハラ”の事は気の毒だったな…。——だが、ロジャーはあの文字を解読できたわけじゃない」
想像とはずれた答えにロビンは頭にクエスチョンマークを浮かべた。
「我々は海賊…。天才クローバーやオハラの学者の頭脳に敵うハズがない…。あいつはな…”万物”の声を聞けた………。それだけの事…」
- Re: ワンピース-聖職者〜bleu rouge〜オリキャラ募集中 ( No.95 )
- 日時: 2012/03/09 16:26
- 名前: 勇騎那 (ID: oBc2cAQb)
「何だいいのか!?ロビン!今何かすげェチャンスを逃したんじゃねェか!?
——あのおっさん!!おれも1コだけ聞きてェんだけど、「ひとつなぎの大秘宝」「ワンピース」ってのは本当に最後の島に…」「ウソップ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」
あと少しで最後まで言い終えるところでルフィが突然BARのテーブルに足をかけて怒鳴った。
「宝がどこにあるかなんて聞きたくねェ!!!宝があるかないかだって聞きたくねェ!!何もわかんねェけど、みんなそうやって命懸けで海へ出てんだよっ!!!ここでおっさんから何か教えて貰うんなら、おれはかいぞくやめる。つまらねェ冒険ならおれはしねェ!!!!」
「わわわ…悪かった。わかってたんだけど、口が今勝手に滑ってよ!!!お…おれだって聞きたくねェよ!!そうだおれ!!「ワンピースについて知ったら死ぬ病」だったァ!!」
失言を弁解しようとしているウソップ。それを見てシャッキーは笑う。ゴドリックも腹の底で面白がっていた。
「やれるかキミに…。”偉大なる航路”はまだまだキミらの想像を遥かに凌ぐぞ!!キミにこの強固な海を支配できるか!?」
「支配なんかしねェよ。この海で一番自由な奴が海賊王だ!!!」
迷いのない笑顔でルフィは言った。
レイリーとシャッキーは自然と笑みがこぼれる。
「そうか………」
「やっぱり私、モンキーちゃんのファンだわ」