二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 初音ミク動画大量削除事件【気分転換に「メルト」書いてみた】 ( No.278 )
- 日時: 2012/06/16 09:37
- 名前: 切田神丙 ◆uqAix0q0Ko (ID: RCwQmvLv)
- 参照: 蘭ちゃん蘭ちゃん蘭ちゃんr((殴蹴叩
〈土砂降りの幸せ?〉
次の日((早すぎませんか・・・?
昨日は結局、途中から雨が降ってきたからどこにも行けなかった。
だって、可愛い洋服が汚れるの嫌だし雨の中歩いて行くわけにもいかないしと思って。
そして今は学校。今日の授業が終わって、帰ろうとしていた。けど・・・
ポツリ
土砂降りの雨が降っていた。さっきまで太陽に照らされてとても暑かったのに急に降ってきた。
天気予報だって、今日は晴れって予測してたのに。
ああ、私ついてないなぁ。
カバンに折りたたみ傘があるけど、別にラッキーと思わない。
どっちにしろ、靴が濡れたりするから帰りたくない。
これからもっと降るかな。周りの子はみんな帰ってるし、私も帰ろう。
その時、
「ああ、雨降ってきちまった。俺傘持ってねえよ・・・。あ、羽波。」
ひ、ひろき君じゃん。傘持ってないんだ。私は別にいらないし、貸してあげようかな?カバンの中から、折りたたみ傘を出してひろき君の前に差し出した。
「ひろき君、よかったらこれ使って。」
「折りたたみ傘、お前帰れねえじゃん。」
「私は・・・止むまで帰らないから。」
「クスっ。何言ってんだよ、こんな土砂降り雨、止むわけねえだろ。」
ひろき君は、傘を私に押し付けてきた。
何か、余計なお世話だったかな?
返されるって、そうゆうパターンの多いし((少女漫画読みすぎなだけですby空星((それ違いだろbyメイティア
「それもそうだね・・・馬鹿じゃん私。」
「・・・だろ?」
「はい?」
「一緒に入って欲しいんだろww?お前、ドジだから心配だし。傘に一緒に入ってやるよ」
『一緒に入ってやるよ』
だ、誰もそんなこと思ってないのに!!
嬉しいけど、照れくさい・・・。
私は、傘を開いてひろきくんが濡れないように傘を向けた。
ひろき君が濡れなければ、私は構わない。ひろき君のためなら・・・。
雫が、傘にポツポツと落ちてくる。だんだん歩くに連れて、雫の落ちてくる量も多くなる。私の方はもうびしょびしょだ。ううん、私は構わない。ひろき君、大丈夫かな?
ひろき君の方を見てみる。ほわあああ・・・。
すっごく近い・・・!こんなにイケメンだったっけ?!
見とれてしまう・・・。
でも、ずっと見てたら変に怪しまれるし。
とりあえず、ひろき君は濡れてないみたい。よかった・・・。
私は、びしょびしょだけど・・・ww
ビクッ
急に、ひろき君の手が私の手に触れた。
あ、温かい。男の人の手って大きくて、ぬくもりがあって温かい。
どうしたんだろう、右手が・・・重なってる右手が震えてる。
ふるえが、ひろき君に感じてるんじゃ・・・。
「羽波、全く傘に入れてないじゃん。ちゃんと入らねえと、風邪ひくぞ。」
ひろき君は、傘を私の方に近づける。
その前に手が・・・手重なってるから恥ずかしいんだけど。
持ったまま動かされると、震えが止まらない。
もしかして、私の手が震えてるのがにれてるせいって気づいて、気遣ってくれたのかな。
今まで知らなかったけど、ひろき君ってとっても思いやりがある子なんだ。
惚れ直しちゃいそう・・・。
心臓がドキドキしてる。
ひろき君に聞こえちゃう・・・。
お願いだから、心臓どきどきしないで。
けど、心臓の音はどんどん高鳴っていく。
—この気持ち、君に届け・・・。
お願い、一瞬でいいから一秒でいいから
時間を止めて。胸がドキドキしてて、苦しいの。
ひろき君、一瞬でいいから私から離れて・・・。
悪い意味じゃない。
あなたが好き嬉しすぎて泣きそうなだけ。
私を・・・私を救って((意味わかりませんってby空星
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