二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 警視庁“嵐” 出動! ( No.16 )
日時: 2012/03/22 19:43
名前: 凛音 ◆UWWDp/sY22 (ID: XlWYwpVa)

【第一章 #12】ータタッタッタタッタッタ♪ー

ー二宮sideー


なんで、あんなこと言ってしまったのだろう・・・?
夜の東京都心。
ビルの明かりのせいか、とてもまぶしい。
すれ違う同い年くらいの若者たち。


二宮「帰りたくないな・・・」


こんな気持ち初めてだった。
自分だけの楽園に、もどりたくないなんて…
しょうがないから近くのビジネスホテルに泊まることにし、チェックインを澄ますと自分の部屋「306号室」に入り、内側から鍵をかける。
そうしないと、不安で仕方ない。

 窓からは宝石のように光る街灯が「夜の東京」を作り出している。
ふと見ると、パトカーの赤いランプが光っている。何か事件だろうか…?
櫻井・大野・相葉・松本・梓沙の顔が浮かんできたので、頭を振り必死に頭の中から追い出す。
カーテンを乱暴に閉めると、シャワールームへ。


 服を脱ぐときに、ポケットから警察手帳が落ちてきた。
俺は警察手帳を拾うと、思いっきり壁に投げつけた。
くそっ…
さっきから、俺の安らぎを邪魔しやがって!!
頭に映るメンバーへ向けてへの怒りが、俺の中で抑えきれなくなっているのを感じていた。



シャワーを浴び終わると、ベッドに横になる。
自分のカバンから携帯を取り出し、電話番号を打ち始める。
相手は捜査一課の、城島先輩。
城島さんなら、俺の気持ちを受け止めてくれる・・・そんな淡い期待を胸に抱きながら。

プルルルッ

プルルルッ

ガチャ


『ごめんなぁー 今電話にでれんわ!留守電メッセージ僕が「ぴーt((ブチッ


携帯を放り投げると布団をかぶり、考えた。
これからのことを色々…
7係がいやなら、ほかの部署にも移れる。
だけど…
それで本当にいいのか?そんな考えが頭を巡る。
もう、どうしたらいいか…わかんねぇよ!!


タタッタッタタッタッタ♪


着メロが鳴り響く。
発信元は……城島さんだ。


「もしもし………」

『あぁ〜!僕、城島や!さっきは電話にでんわでごめn((ブチッ


相談なんて考えなきゃよかった。
そのあとすぐに着メロがなったが、出なかった。
というか、出たくなかった。
着メロが鳴りやみ、携帯を開くと留守電メッセージが残っていたので、ボタンを押す。


『僕や、さっきはふざけてゴメンな。何を相談したいかはわかっとる!!だが、僕にもどうしたらいいかはわからへん どうしても相談したいなら、東山さんに電話するとええ!
東山さんいつもは怖いけどそういう時は、親身に相談にのってくれるから』


東山さん……捜査一課より上の位、刑事部長。
携帯を開き、アドレス帳の中からプロフィールを見つける。
まだ、電話もメールも一度もしたことはない。
電話するほどの要件もないし何より、東山さんは機械が苦手だ。
メールはできるだけ控えるようにと言われている。
勇気をだし………


プルルルッ

プルルルッ

ガチャ!!


『もしもし、東山です』

「あっ、7係の二宮です」

『おぉ〜ニノか!!久しぶりだな♪』

今日は、機嫌がいいらしい。
…よかった。

『で、どーした?相談か?』

「それが………」

今日のことを手取り足取り話す。
東山さんは真剣に聞いてくれた。
話し終えると、東山さんが口を開く。


『梓沙はそういう奴なんだ…許してやってくれ』

「梓沙??」

『知らなかったか?梓沙、俺の従妹なんだぞ?』

マジっすか!?
従兄に何話してんだ、俺!!??

『確かに、おまえの方が正しい…でもな、刑事は動きすぎてもダメなんだ。獲物は動きに敏感だから、すぐに逃げられちまう。時には止まり、体を休め、そしてまた獲物を捕まえるように動く…梓沙は、そう言いたいんだ』


「………」


『おっと!もうこんな時間、寝ないと肌に悪い! ということで、梓沙をよろしくな』


ガチャン!!

ツー ツー


何かが俺の中で、変わったような気がする。
布団にもぐると、明日に備え爆睡♪
明日こそ、犯人を…
早く終わらせて、休むぞ!!!