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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 008*さようならを告げる ( No.23 )
- 日時: 2012/03/21 16:31
- 名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)
- 参照: http://mynmmr0608.anime-voice.com/
手術室のドアが静かに閉まるのを見届ける。
力が抜けて、トスンと床に座り込む。
それに伴い涙腺が崩壊するのが判った。
ぽろぽろと膝に落ちていく涙。
よかった
私が私でなくなってしまう前に、最後に優ちゃんに会えて。
「文芽、よかったのか」
京くんが屈みこんで私の顔を覗き込む。
涙も拭かず、私は笑って「うん」と答えた。
「大丈夫…京くんにも、沢山迷惑をかけてしまったね。」
「いや別に…」
京くんは私の涙を指ですくい上げる。
あたたかい。
夏なのに冷たい私の体が冷えているから余計に温かいと感じるのかな。
迷惑だと判っていても、涙は止まらない。
出し切ってしまえば楽になるだろうか。
「ご、め…少しだけ、こうさせて…っ」
京ちゃんにしがみついた。
京ちゃんもまた、そんな私を受け止めるように背中へ手を回す。
「文芽…本当にいいのか?」
「…………もう決めたことだよ」
( 現在の恋愛指数値 4→5 up! )
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