二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 学園日和 ( No.11 )
日時: 2012/04/04 21:30
名前: あさぎ組 (ID: JHuVsDgH)


第十幕  サンd…キャンプファイヤー!!  (団子)


『キャンプファイヤースタート!』

スピーカーを通して司会のヒュースケンとワトソンの声が聞こえた。
いつもろくでもない奴らに振り回されているからか
彼らに任せると、とても安心する。
そんなことを思っていると、ガサガサとマイクが動かされる音がした。

『二年生諸君!私たちも一緒に参加させてもらう!』

気づけばマイクの所有権は、さっき考えていたろくでもない奴らに渡されていた。



「あぁもうなんで来てんだお前ら!!!
 いくら野外学習が羨ましいからってついてくるか!?
 芭蕉さんがずっとおかしかったのはこれか!! 
 妹子と曽良もよろしくって言っておいたの…いや、いいんだ妹子。
 泣きそうな顔するなよ、ごめん。一人ではこいつら止めれないよな。
 それでそろそろ大王と太子は司会の二人にマイク返せ!はやく!」
「つっこむことが多くて大変だね」
「誰のせいだ!」

はぁ、はぁと肩で息をしながら冷静になってみる。
急にマイクを取られた司会の二人ををはじめとした二年生生徒、
さらには先生たちまでもがぽかんとした表情でこちらを見ていた。
しまった、と思ってももう遅い。
何とかごまかそうと、アホコンビからマイクを奪った。

「えっと、ごめんなヒュースケン、ワトソン。
 あとであいつら刺しとくから、司会頼むよ。」

そう二人に告げると、またあいつらが騒ぎたした。

「なんだと鬼男、お前は鬼か!?鬼だった!」
「先輩僕もですか!?僕も刺されるんですか!?」
「うるせぇ妹子を抜いた三人だよ!!」
「なぜ僕も入るのですか。ただ芭蕉さんにいい思いをしてほしくないだけです。」
「動機としては十分だよ!!」

その時、周りからクスクスというという笑い声が聞こえた。
談笑部の存在は有名なので(むしろ俳句部を知らない人のほうが多い)
もうみんな現状を把握できたのかもしれない。

そんなことを考えているとどこからともなく機械音が聞こえ、その方向にヒュースケンが駆けて行った。

「やっぱり!何やってんですかハリスさん!!」
「彼らの登場にはインパクトがあった!教師として負けていられないのだよ!!」
「だからって巨泉ですか!?ていうかよく持って来れましたねそれ!」

また別の方向ではギシッ…と、木が揺れる音がした。
やはりそちらに、ワトソンが走っていく。

「ベルさん!こんなところで首吊り自殺しようとしないでください!」
「潜入してた生徒に気づかなかったなんて…死にたい…」

ああそういえば、彼らもまた人に振り回されるタイプだったか。
そうのんきに考えていると、先ほどマイクを渡したヒュースケンがこちらへ来た。

「えっと、僕らで先生止めるんで後はよろしくお願いします!
 これ、マイクとプログラムです!じゃぁ!!」

それも一瞬のことで、それだけ告げるとまたハリス先生のところへ行ってしまった。

「…え?」 「…まじで?」


      強引に司会交代! 
         (本音を言うとネタがなかっただけですすみません)