二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 学園日和 ( No.20 )
日時: 2012/04/07 16:57
名前: あさぎ組 (ID: SkZASf/Y)



第十五幕 雨の日(龍)



太「うへーすごい雨・・・さっきまで晴れてたくせに!」

と窓の外を見ながら腹を立てていた太子。

妹「はぁ〜僕、傘なんて持ってませんよ・・・」

といっしょに太子と窓の外を見ていた妹子。
今日の朝はものすごく天気がよく傘なんていると思っていなかった2人。
鬼「あ〜あ妹子ドンマイ。今日は濡れて帰るしかないね。」

とちゃんと天気予報を見て傘を持ってきた鬼男が言う。

妹「あ〜〜ショックだ〜濡れて帰るなんて〜!!」

すると太子が

太「よし!職員室に行って借りてこよう!!」

と言いだした。めずらしい。いつもなら濡れて帰りそうなものなのに。
少し妹子が疑問に思った。

太「よ——し!行くぞ妹子!!」

と言われるままに手を引っ張られ妹子と太子が職員室に向かった。
すると途中で曽良くんとばったり会った。

太「おぉ!曽良!今日は部活ないそうだぞ!」
曽「そんなの知ってますよ」
太「え?…あ…そう…」

いつものように冷たくかえされへこむ太子。

妹「あれ?曽良くんも傘忘れたの?」

と曽良の持っている傘をみて質問した。

曽「はい。雨なんか降らないと思っていたので芭蕉さんから借りてきました。」
妹「あ…そうなんだ。」
妹(・・・・・あれ?ってことは芭蕉先生、傘取られて今手元にないんじゃ…)

芭蕉先生可哀そうだなと妹子は心の中で思った。

曽「じゃあ僕帰るんで。」

と曽良が帰ろうとした時職員室から曽良を呼びとめる声がした。芭蕉先生だ。

芭「ちょっちょっと待ってよ!曽良くん!それもってったら私の傘ないじゃん!!」
曽「丁度いいじゃないですか。」
芭「なにが!?」
曽「この機会に雨で悪臭を取り除いたらどうですか?」
芭「な、なんだと!?私そんなに臭くないよ!!」
曽「とろろとリンス間違えるのにですか?」←ラジオネタ。
芭「間違えたことないよ!!何でもかんでも適当な事言うなよ!!」
    曽「…〜…」
        芭「〜〜!!」
            曽「〜〜〜?」

と言いあいをしながら2人は一緒の傘に入って帰って行ってしまった。

妹「仲いいんだな・・・・あの2人は。」

すると閻魔と鬼男が階段から下りてきた。何やらもめている。

閻「お願い!!ねぇ〜鬼男くん〜!!」
鬼「絶対に嫌です!!!死んでもいやです!!」
閻「そ、そんな嫌がらなくても…ね、お願い!!」
鬼「そんなの気持ち悪くてできません!!」

とすごい大きな声でもめていた。

妹「どうしたんですか2人とも。」

と妹子が聞いた。

閻「聞いてよ!妹子!酷いんだよ〜鬼男くんに一緒に傘入れて♡
って言ったら嫌がられて気持ち悪いまで言われたんだよ!!((泣

鬼「しょうがないでしょ!だってあいあい傘なんて!!」
閻「そんなことないよ!私だって鬼男く…ん、あ!!逃げるなよ!まって〜〜鬼男くん〜〜」 
鬼「嫌です!!!!!来ないでください!!!!!」

と2人は行ってしまった。

妹「鬼男先輩も大変だな。」

と言っている間にいつの間にやら職員室から傘を持ってきた太子。なぜか知らないが傘が一本。妹子はすごく嫌な予感がした。

妹「あの…太子…これ…なんで一本なんです?」
太「やっ…あの…一本しかなくて…その」
妹(一緒に入って帰ろうと言うことなのだろうか。)

妹子はゾッとしたが、ふとあることを思い出した。

妹(あれ?そういえば今日何の日だっけ・・・?)

突然何気なく思った。するとそういえば太子の誕生日だったことを思い出した。

太「あの〜それでさ、えっと…」

いまだうじうじしている太子。

妹(今日くらいいいか。)
妹「分かりました。一緒に入って帰りましょう。」

ちょっと照れ気味に言った。

太「え?…妹子…いいの?めずらし〜」

と、せっかく気を使ってくれたのに太子が余計なひと言をはさんだ。

妹「おまえ…!ふざけんな!!!!!」







ケンカでボコボコになった太子と妹子が帰ろうとした時もう雨がやんでいた。

太、妹「「なんだったんだ!!!!」」

と2人は同時に叫んだ。
                  


                       
                   おしまい
(この小説を書いたのがちょうど太子の誕生日だったんですよ。それで誕生日設定がおかしなことになっています。すみませんm(__)m)




ナル姫様へ
コメントありがとうございました!!!
申し訳ないですがコメント返しここにさせていただきます((汗
わあああ(T∇T)また見に来て下さるんですね!ホントありがとうございます!!今後ともヨロシクお願いします(*^^)v