二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 学園日和 ( No.25 )
- 日時: 2012/04/14 00:31
- 名前: もも風 (ID: YTT42QuR)
★前回のあらすじ★
あまりにも暇で、摂政ゲームをやることになった俳句部。
摂政になった曽良は、ある命令を下す……。
ノリであらすじを書いてしまった。
すぐ上を読めば分かることなのに…。
まぁ、いいや!
それでは本編のその続き、どうぞ〜
第十七幕 その続き (もも風)
部室前の廊下にて。
入「!!?」
妹「あ…入鹿くん…」
入「いっ…妹子!?どうした、その格好…」
妹「言わないで!」
入「えっごめん!?」
入鹿くんは疑問形で謝った。
普段、結構仲良くやっている入鹿くんにこんな姿を見られるなんて…。
すると、付けさせられたイヤホンから声が聞こえてきた。
妹「はぁ!?できるわけ無いでしょ、そんなこと!!!」
入「妹子!?」
突然叫びだした僕を前に、入鹿くんが引いた顔をしている。…無理もないか…。
もぅ…、逃げたい。
でも僕は意を決して入鹿くんに向き直った。
妹「い、入鹿くん!」
入「お…おう…」
....
僕は炭酸水のCMの人の様な爽やか笑顔を作り、チョンとスカートをつまんだ。
妹「……どう…?」
すると入鹿くんは口をあんぐりと開けて愕然として
入「妹子が目覚めたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
妹「入鹿くん!!??」
入鹿くんは逃げ出した。
…もう、僕がどんな格好をして、何をしたか分かっただろう…。
あの時——。
——数十分前——
太・閻・芭・鬼「へ?」
曽「何ですか?もう一回言いますよ…3番の人を2番の人の趣味につき合わせてあげて下さい」
芭「え?どういう…」
太「芭蕉さん」
芭「…どういう ことなのでしょう 曽良くん」
曽「そのままの意味ですが」
その場にいるほとんどの人の頭の上に“?”がついていた。
だけど、僕だけはすぐに分かった。曽良くんが何をしようとしているか…
妹「…誰、ですか…?2番」
閻「2番は俺だよー!」
終 わ っ た
太「じゃ、3番は?」
「「………」」
鬼「もしかして妹子か…?」
妹「……」
曽「妹子さんですか…運、悪いですね」
閻「曽良っ!本当にその命令でいいのか!?」
曽「いいですよ、閻魔さん。これも妹子さんの【運】なんですから」
っ!!
もしかして曽良くん…。
確信犯か!?
——現在——
間違いない。
曽良くんは、僕と閻魔先輩の番号を知ってたんだ!
どうやって知ったのかは分からないけど…。
でも、もし本当に知ってたんなら、わざと僕をセーラーにしたってことだ…。
ユルサン、ゼッタイニ。
すると、後ろから声が聞こえた。
太「あ…あの妹子……大丈——」
妹「黙れ」 太「すみませんでした!」
振り向くと、太子だけじゃなく他の4人もいた。
もちろん曽良くんも含めて。
妹「曽良くん!いや、曽良!!」
曽「何ですか?」
バチバチと火花が散る。
その場で僕と曽良くんはそのまま睨みあっていた。
その後、僕は摂政ゲームの続きで借りを返してやろうと思ったけど、鬼男先輩によって強制終了された。
けど、いつかこの借り…必ず返す。
僕の中の敵メモリに、太子の次に登録した。 “河合曽良”を。
END
——おまけで、その後の話——
※妹子sideじゃないよ
すっかり外は暗くなり、妹子と太子、閻魔と鬼男は帰った。
しかし、部室には曽良と芭蕉が残っていた。
芭「そ…曽良くん。そろそろ帰ってくれないと、私戸締りできないよ…」
曽「5,7,5はどうしたんですか?芭蕉さん」
芭「えぇ!まだやらないといけないの!?」
芭蕉は少し落ち着いて話した。
芭「ねぇ…曽良くん。分かっててやったの?あれ…」
曽「あれ?」
芭「妹子くんと閻魔くんの番号……あっ!」
芭蕉はあることを思い出した。
芭「2番…って、閻魔くんのラッキーナンバー!?…そうだ、それに妹子くん言ってた!掃除の時に手のひら見てたって…。それって手相!?」
曽「……」
芭蕉は続けてしゃべる。
芭「占い!?曽良くん、占いできるの!?」
曽「…何言ってんですか?鬼男さんが言ってたでしょう…占いなんて当たる訳ありませんよ。ただ…」
芭「ただ…?」
曽「番号を知っていたことは確かです」
芭「えええぇ!!?」
芭蕉は曽良に詰め寄った。
芭「な…何で!?何で分かったの!?それに分かってて何で妹子くんにあんな……ギャフンッ!!」
曽「近寄るな、臭ジジィ」
曽良のチョップを頭に食らって、芭蕉は動けなくなった。
曽「番号を知っていたのは…ただ、何故か分かった。それだけですよ」
芭「何故かって…」
曽「それと、妹子さんにあてたのは仕返しです」
芭「仕返し?」
曽「掃除の、仕返しです……それと、もう1つ」
芭「え?なになに??」
曽良は、一つ間を置いてはっきりこう言った。
曽「似合うかなと、そう思っただけです」
今度こそEND
曽良くんって…何か不思議な力とか持ってんの?
って感じの話にしたかった。
ちなみに、曽良の仕返しとは普段はサボっているのに、掃除の時間に妹子によって無理やりやらされた。だけです。
案外、曽良くんって子供っぽいところもあるんじゃないか、と思い、この話を作りましたw
次回は…龍! よろしく!!