二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 学園日和 ( No.5 )
- 日時: 2012/04/03 16:27
- 名前: あさぎ組 (ID: YTT42QuR)
第五幕 ぶっ飛び設定追加です (もも風)
妹「ちょっ!待ってください!聞いてませんよそんなこと!!」
太「なんだよー だから言っただろ今」
妹「何で今言ってオッケーだと思うんですかっ!?てゆーか僕の家って・・・」
太「おい!だめだぞ妹子!ネタばれ禁止。着いてからのお楽しみだ」
曽「家に来られて何か疚しい事でもあるんですか?」
妹「う・・・。な、無いけど・・・でも・・・」
閻「じゃ、オッケーだね」
と、ほぼ無理やり妹子の家に行くことになった。
妹
閻・鬼・芭・曽「・・・・・・。」
妹「は・・・早く入って下さい」
妹子と太子を除く四人は呆然としていた。曽良君は相変わらず無表情だったが。
芭「え・・・これ、小野家?」
太「いーから、いーから。ほらっ行くぞ皆!」
そこにあったのは“家”というより“寺”だった。境内に入ると、外から見るよりとても広く感じる。裏道を進むと玄関があった。
鬼「御門って書いてある・・・」
太「おー。その本堂の奥にあるのが私の家だ」
芭「へ?・・・えーと、どーいうこと?」
妹「後で説明しますから、とりあえずついてきてください」
妹子は心の中で溜息をついて、皆を案内した。太子に愚痴を言いながら。
妹子が住んでいる家は、御門家の寺の敷地内にある離れだった。もとは倉だったらしいが、今はどこからどう見ても普通の一軒家と何も変わら無い。
中は、人一人暮らすには十分すぎる広さだった。
妹「僕の親と太子の親は昔からの友達だったそうなんです。
僕もこの前知ったんですが・・・
ちょっと事情があって親が中国に行くことになったんで、
友達の家・・・。御門家に放り込まれたって感じです」
太「たまたま離れが空いてたしなー。私の親も喜んでたし」
鬼「てゆーことは、二人は前から知り合いだったんですか?」
太「知ったのは本当に最近だ。高校の入学前に妹子がうちに来た時から」
曽「寺を管理しているのが御門家・・・ということは坊主ですか」
太「一応そうなるな。ま、寺を継ぐ気はないけど」
曽「なら・・・」
曽良が妹子に視線をやった。
嫌な予感が妹子の頭を巡る。
曽「妹子さんは修行僧ですね、なんなら僕が髪を刈ってあげましょうか」
妹「違いますっ断じて!それから刈るって何!?怖いんですけど!!」
曽良の冗談は冗談に聞こえないから怖い。
妹「てゆうか太子。何で僕の家なんですか!?
ここまで来るなら太子の家の方がいい気がしますけど?広いし」
太「何言ってんだ妹子!本堂なんて広いだけで何にも無いんだぞ!
あるのは仏様だけだ」
閻「夜中に太子の所の本堂で肝試しやりたいな」
妹「嫌です。」
閻「えー何で?面白そうじゃん!今度やろっ!!」
妹「絶っっ対に嫌です。」
太「なんだよー妹子、恐いのか?」
妹「・・・別に恐くはないですよ・・・」
妹子が声を弱めてそう言った。
太「あー!恐いんだー妹子、お前って結構かわいイ゛ナ゛!?」
妹子の顔面パンチがクリーンヒットする。
ちなみに彼は空手黒帯取得者だ。
妹「あんた少し黙れ!!」
そのコントの様な流れを見て、芭蕉さんはクスクス笑っていた。
曽「何笑ってんですか芭蕉さん。気持ち悪い」
芭「いや、親以前に二人とも仲いいなぁって・・・・・・気持ち悪い!?」
妹「はぁ!?」
妹子はだから嫌だった。
太子と仲いいから、御門家に厄介になっているなんて思われたくなかった。
妹(それじゃ、まるで僕が太子のストーカーみたいじゃないか・・・
それこそ気持ち悪い・・・)
結局、その日は丸々トークで終わった。
妹子も、まさか皆と出会ってたった一ヶ月でばれるとは思っていなかった。
皆が帰った後、太子は妹子のお説教につき合わされた(笑)
日曜日編完結! オチはないよ