二次創作小説(映像)※倉庫ログ

続き ( No.10 )
日時: 2013/02/21 21:46
名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)

???「財前総理は何処だ!何処へ連れ去った!?」

円堂「ねぇ、あの〜、ちょっと…」

???「黙れ!その黒いサッカーボールが何よりの証拠だ!!」


男は、零が未だ指の上で回し続けているボールを指差した。


円堂「! ち、違う、違います!これは池に落ちてて…」

???「惚けるつもりか…」

円堂「本当です!!」


他の大人達もぞろぞろと集まってきた。


???「我々は、総理大臣警護のSPだ。」

風丸「だからと言って、いきなり宇宙人扱呼ばわりするのは失礼じゃありませんか!!」


風丸の反論に壁山が頷く。


???「宇宙人は何処だ!!」

円堂「ん?」


今度は中学生くらいの女の子が出てきた。


円堂「だから、俺達は宇宙人じゃないって!」

???「……!」


女の子は零を見て何かに気付いた。零は余所見をしている。
そして、何かを思いついたらしい。


円堂「俺達はフットボールフロンティアで優勝しt…!」


女の子は円堂の前に立ち、口を開いた。


???「動かぬ証拠があるのに、往生際の悪い宇宙人ね。」


女の子は、零が回しているボールを見た。


風丸「((コソッ いい加減それ止めろよ!」

零「…ん。」


零はボールを地面に投げ捨てた。


円堂「何度言ったら分かるんだ!俺達は!宇宙人じゃ!ないっ!!」

栗松「キャプテンの言う通りでヤンス!」

染岡「俺達の何処が宇宙人に見えるんだよ!!」

風丸「疑うにも程がある!!」

壁山「((コクッ」


女の子は腕を組んで更に雷門を挑発する。


???「そうやって必死に否定するところが益々怪しい。」

円堂「宇宙人じゃないったら、宇宙人じゃない!!」

???「いいや!宇宙人だ!!」

円堂「宇宙人じゃない!!」

???「宇宙人だ!!」

円堂「違う!!」


2人は暫く睨み合っていた。


???「…よし。」


女の子は円堂から離れ、満足気に笑った。


???「其処まで言うなら、証明して貰おうか!」

円堂「あぁ!臨むところだ!!」

???「………((クスッ」


.


グラウンド——


夏未「何でサッカーなのよ。」

瞳子「さぁ。でもやって損はないわ。…大人相手に彼らがどれだけ戦えるか、見てみたいの。」


円堂・鬼道・風丸・豪炎寺・染岡は、作戦会議をしている。


円堂「向こうが大人だからって怯むな。ピッチに立ったら、同じサッカー選手だ!」

染岡「あぁ!どんどんゴールを決めてやる!!」

風丸「でも相手が相手だけに、体力的差がある。ペース配分に注意しないと…」

土門「しかもこっちは、1人足りないしな…」

円堂「…零!」


円堂は零の方を向いた。


円堂「お前、出られるか?」

零「…………」


零は何も言わずに、ベンチに足を組んで座っている。


染岡「彼奴、入れるのか?」

風丸「レーゼのシュートを蹴り返していたし…エイリア学園のボールも、使いこなしてたな。」

鬼道「大きな戦力になる事は間違いない。」


零は円堂達の方を見て、言った。


零「プレイする気なんて更々無いですよ。僕が頼まれたのは副監督だけですから。…僕の得になる訳でもないし。」

風・染「……」


冷たく言い払う零。風丸や染岡が零を睨む。


円堂「…そっか。よし皆!足りない分は、全員でカバーするぞ!!」

鬼道「…一体どんなプレイをするチームなんだ?」


鬼道が呟く。


零「…SPフィクサーズは、サッカーで体を鍛えて総理を護衛している。即ち、サッカーで体を鍛えてるって事ですね。」


零はパソコンの画面を見ながら説明した。



(抜かし)



零・瞳・マネ「………」


ガサガサッ ガササッ


後の茂みから歯の擦れる音。


秋・春「?」

「ほぃやぁあっ!!」


茂みからは、自転車に乗った角馬が飛び出てきた。
角馬は秋と春奈の前で自転車を止める。


角馬「…間に合いましたね!」

秋「角馬君!何でここに!?;」

角馬「…フフン。」


角馬は自転車を止め、荷台に乗せた箱を持った。


角馬「雷門イレブン在る所!常に角馬の実況在りです!!」


箱には“実況・解説 角馬”の文字が。


零「…神出鬼没だな。」


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(抜かし)

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