二次創作小説(映像)※倉庫ログ

続き ( No.108 )
日時: 2013/02/26 19:33
名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)



(抜かし)



鬼道「回転は充分、息も合っている…。…一体…何が足りないんだ…」


立向居「“ムゲン・ザ・ハンド”…どういう技なんだ…;」


零「…まずいなぁ。」

マネージャー「?」


零の呟きにマネージャー達が振り向く。


零「鬼道さんも立向居も、焦燥して冷静さを失ってる。…特に鬼道さんは、持論が崩され、新しい方策を考えることが出来なくなっている…自分で持ち直すのは難しいですね。」

佐久間「……」


ピッピーーーッ!


マネージャー3人はタオルやドリンクを持って席を立つ。
空いた佐久間の左隣に鬼道が座った。

零は鬼道が座ったのに気付くと気を遣ってすぐに席を立った。


鬼道「……
(帝国に特訓に来たもう1つの理由…)」


鬼道は帝国を去り、雷門に加入したときのことを思い出す。


鬼道「(俺が円堂のサッカーに惚れて雷門へ転校したのは勿論だが、…目的は世宇子へのリベンジ。)」


フィールドの帝国イレブンに目を移しながら、鬼道は物思いに耽る。



(抜かし)



円堂「鬼道。タイミングは、帝国の時と同じなんだよな?」

鬼道「ああ、全く同じだ。…… !!」


佐久間の言葉を思い出す。


『でも、雷門に居る方が、お前は自分を出せているのかもしれない。』


鬼道「“雷門に居る方が”…」


鬼道も何かに気付いた。


鬼道「円堂、土門。」

円・土「?」


鬼道は2人に何か指示を出した。


零「…何か見つけたみたいですね。」

佐久間「ああ。」


零は佐久間の方は見ずに笑んで言い、佐久間は満足気に鬼道の方を見ていた。


.


(抜かし)



ピーーーッ!


ボールはゴールした。
3人は着地する。


土門「やったァ!」

円堂「鬼道!」

鬼道「ああ…デスゾーンの完成だ!」


秋と春奈は手を取って喜び合い、夏未と零は何も言わず夏未は微笑んでフィールドを見る
佐久間は軽く微笑んだ。


壁山「凄い! 凄いっすー!」


壁山は鼻息を荒くして興奮する。


円堂「でも、どうして出来たんだ?」

鬼道「タイミングだ。帝国と雷門は違うチーム…雷門には雷門のタイミングがある!」

円堂「そうか! 俺達3人のタイミングで撃ったから出来たのか!」

鬼道「ああ。…成功したのは、みんなのお陰だ…!」

佐久間「いや、お前達の努力の成果だ。」


佐久間・零・マネージャーがベンチを立ってフィールドまで来ていた。


佐久間「…それに、これで終わりじゃあないんだろ?」

円堂「……どういうことだ? 鬼道。」


円堂が聞くと、鬼道は微笑をやめて答えた。


鬼道「デスゾーンを超える必殺技の特訓だ。」


.


(抜かし)


.


帝国学園——


グラウンドに強い紫色の光が差す。


豪炎寺「……これは…」

零/佐・マネージャー「…/…!」


ボールがネットに突き刺さり、コロコロろ転がり落ちる。


一之瀬「…何てシュートだ…」

円堂「……凄い; …凄いぞ鬼道!」

鬼道「これが…デスゾーン2(ツー)だ!」


ゴーグルが日光の反射でキラリと光った。


円堂「デスゾーン2……いける! これなら、エイリア学園に通用する!」

鬼道「うん。(佐久間「やったな、鬼道。」


佐久間を筆頭に帝国イレブンがフィールドまで歩み寄る。


佐久間「帝国のチームカラーは、全員の意思統一。雷門はウチとは全然違って、個性のぶつかり合いだ。お前はそれを利用し、デスゾーンを、デスゾーン2に成長させた。デスゾーン2は、雷門だからこそ、お前が雷門の一員になったからこそ出来た必殺技なんだ。」

鬼道「((コクッ」

佐久間「鬼道、お前の個性が発揮される、1番輝く場所は雷門なんだ。いいチームを見つけたな。」

鬼道「佐久間…」


マネージャーは嬉しそうに、零は笑んで、吹雪は無表情でフィールドを見る。


アフロディ「……」


アフロディは吹雪を見る。
——が、落下音に気付いて上を見上げた。


アフロディ「!?」


黒地に青と赤の模様のサッカーボールが振ってきて、フィールドに減り込む。
瘴気の感じられる紫色の煙が辺りを包み込んだ。


円堂「っ…これは…エイリア学園!?」


煙の中に2つ人影が見える。


ガゼル・バーン「……」


新しいユニホームに身を包んだガゼルとバーンだった。


円堂「ガゼル、バーン!」

ガゼル・バーン「我等はカオス!」

バーン「猛き炎プロミネンス。」

ガゼル「深遠なる冷気、ダイヤモンドダストが融合した、最強のチーム。」


他のメンバーも現れた。


バーン「我等カオスの挑戦を受けろ!」

ガゼル「宇宙最強が誰なのか、証明しよう!」

円堂「っ…」


.


(ED)


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