二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 続き ( No.121 )
- 日時: 2013/02/27 17:57
- 名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)
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『排除、排除、排除...』
ロボット達は円堂達を捜して首を回している。
綱海「よっしゃあ!」
突如、洞から綱海が飛び出した。
『排除、排除、排除...』
綱海に気付いたロボット達は綱海に向かってボールを蹴る。
綱海「ぅおおおおっ…てゃああっ!!」
綱海は3つのボールをかわしながらも蹴り返していく。
続いて円堂・土門、鬼道・木暮が出てきた。
『排除排除...』
2台のロボットがボールを蹴る。
鬼道と土門は2人で1つのボールを蹴り返す。
木暮「旋風陣! …キャプテン!」
円堂「おう!」
木暮はボールを止めると円堂にパス。
円堂「豪炎寺!」
豪炎寺「おう! はぁあっ!!」
円堂から豪炎寺にパスされ、豪炎寺は渾身の力を込めてボールをロボットに向けて蹴った。
ボールは一気に5台のロボットに直撃し、最後に離れていた、他のロボットと違う色の——恐らくリーダー的なものと思われる——1台に当たった。
『ハ…イ、イイイ…』
倒れそうだがまだ持ち堪えている。
円・鬼・豪・綱・木「っ…」
『ハ…イ、ジョ…』
ロボットはそう残して倒れた。
ロボットの背後には、無理矢理引き千切ったような回路を右手に、ドライバーとボルトを数本を左手に持っている零。
「「「…!」」」
零「ちょーっと荒っぽかったっすね。…ま、いいか。」
零は回路を一瞥し、笑みながら後ろに投げ捨てた。
円堂「やったぜ!」
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それからまた暫く進むと、明かりが消えた。
「「「!」」」
壁山「何か不気味っす…;」
ガタン——
零「!」
何処かで何かの音がした。
瞳子も反応する。
瞳子「…?」
扉が開いた。
まるで導いているかのように、明かりが点いていく。
「「「……」」」
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(抜かし)
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スッ——
静かに扉が開く。
一同が全員入ったところで、扉は大きな音を立てて閉まった。
壁山「ひぃぃぃぃ!!;」
零「うっせえ。」
中は真っ暗だった。
円堂「!」
頭上に光の粒が集まる。
集まったものは、あの老人の形をしていた。
瞳子「お父さん…!」
円堂「! …あの人が…?」
吉良『日本国首脳陣の皆様、お待たせ致しました。』
零「……」
零か抱えていたパソコンを開く。
パソコンには目の前のものと同じ、吉良星二郎のホログラムが映っていた。
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財前「っ…;」
『只今より我が国が強大な国家として世界に君臨する_』
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吉良『_ための、プレゼンテーションを始めさせて頂きます。』
シュッ——
吉良星二郎のホログラムは消えた。
代わりに、何かの映像が流れてくる。
円堂「っこれは…ジェミニストーム!」
吉良『もう皆様は、エイリア学園をご存知でしょう。』
姿は見えないが、声だけが聞こえてきた。
吉良『御覧の通り、その力は絶大です。』
一・土・塔「っ…」
またホログラムが現れる。
吉良『さて、今日は謎に包まれたエイリア学園の衝撃の真実をお話致しましょう。』
円堂「…“真実”?」
吉良『自らを“星の使徒”と名乗る彼らでありますが、その正体は、実は宇宙人ではないのです。』
円堂「え!?」
「「「えぇっ!?」」」
円堂「…そ、そんな…;」
瞳・零・響「……」
零や瞳子、響木を除いて、一同は驚きを隠せない。
今度はさっきとは違った映像がホール全体に流れてくる。
「「「!」」」
吉良『全ては5年前に飛来した、隕石から始まったのです。』
円堂「…」
大気との摩擦で燃えている隕石。
吉良『富士山麓に落下した隕石。そこから人間の潜在能力を最大限に引き出す物質が発見された…。…その名は、“エイリア石”…』
また映像が変わる。
吉良『我々はこの素晴らしい物質を、有効利用するために研究を重ねました。そして遂にエイリア石の力を使って、人間の身体能力を飛躍的に強化する事成功したのです。』
零は笑顔のまま目を細める。
吉良『私は総理大臣——財前宗助に、このエイリア石の力を使って、強い選手を作る計画を提案しました。それがハイソルジャーです。ハイソルジャーが人類の新たなる歴史を創造するのです。』
一之瀬「…ハイソルジャー?」
瞳子「人間戦うマシーンに変える、恐ろしい計画よ。」
「「「!!?」」」
吉良『…しかし、事もあろうに財前総理は、この夢のような計画を撥ね付けました。財前総理、』
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『貴方は正義のリーダーを気取っています。何も分かっていない。』
財前「……;」
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吉良『そこで、私は財前総理にハイソルジャーの素晴らしさを教えて差し上げようと考えました。大のサッカー好きであるという総理に、一番分かり易い方法でね…』
映像内のエイリア石が光りだした。
するとジェミニストームと戦った時の映像、次にイプシロンの映像が流れ出した。
「「「……;」」」
吉良『即ちそれがエイリア石によって、身体能力を強化した子供達。エイリア学園なのです。』
雷門イレブン・マネ「!」
円堂「……エイリア学園が…人間…!?」
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(CM)
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