二次創作小説(映像)※倉庫ログ

第30話「脅威!エイリア学園!!」 ( No.13 )
日時: 2013/02/21 21:52
名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)



奈良シカテレビ局———


「「「………」」」


エイリア学園は、黒いボールの放つ光に包まれている。


豪炎寺「…! ………」


豪炎寺は何かに気付き、俯いた。


円堂「探したぜ!エイリア学園。」

レーゼ「探した…?我等に敵わぬ事が分かり、降伏の申し入れか…だが、ゲームは始まったばかり。地球人は真に思い知らなければならない。我等の大いなる力をな。」


円堂を挑発するレーゼ。


円堂「…フン。誰がお前らに降伏なんか。俺達が探してたのは、此奴でもう一度、勝負するためだ!」


円堂は両手でサッカーボールを挟んだ。


レーゼ「勝負…?」

染岡「学校滅茶苦茶にされて、黙って引き下がれるか!」

風丸「マックスや半田、皆のためにも…今度こそお前達を倒してやる!」

カロン「聞いたか?俺達を倒すだと!」

ガニメデ「フフッ…」

円堂「勝負だ、レーゼ!」


円堂はレーゼを指差した。
風が吹き、レーゼの緑色の髪を揺らす。


レーゼ「…それは出来ない。」

雷門「え?」

土門「どういう事だ!」

目金「お、怖気づいたんですね!?;」

ゴルレオ「((ギロッ」

目金「ひぃっ!;」

壁山「…;」


目金は壁山に隠れる。


零「…足りないんすよ、1人。」

円堂「え…あっ!」


そう、雷門イレブンは10人。試合にはあと1人必要なのだ。


風丸「零が入ればいいだろ。」

零「アンタ、僕の話聞いてたました?僕はサッカーする気無いって言いましたけど?」

風丸「((ムッ……」

塔子「…11人目なら此処に居る!!」


塔子はスーツを脱ぎ捨てた。
下には雷門ユニフォームを着ていた。


塔子「これでどう?」

春奈「雷門ユニホーム!」

秋「何時の間に…;」

塔子「パパを取り戻す…アンタ達を倒してね!!」


塔子は円堂に目配せする。


円堂「…さぁ、11人揃ったぜ!」


円堂はレーゼに向かって笑った。


レーゼ「フ…我等も甘く見られたものだ…。いいだろう、二度と立ち上がれないよう、叩き潰してくれよう。」

円堂「………」


.


(OP)


.


円堂「前回は、彼奴等のスピードに面食らって何も出来なかったが…今日は2回目だ!今度こそ俺達のサッカー、見せてやろうぜ!!」

一部「((コクッ」

鬼道「…奴等の武器はあの驚異的なスピード。ロングパスはカットされる可能性がある。ショートパスで繋いで行くぞ!」

円堂「あぁ!よーし、行くぜ!皆ぁ!!」

「「「おう!!」」」


[さぁ、間もなく雷門中対エイリア学園、2回戦の試合開始です!!実況は本日も!角馬でお送りします!!]


秋「頑張って、皆…」

春・夏「………」


心配そうに選手を見つめるマネージャー。


瞳子「…………」

零「一度負けた相手にどんなプレイをするのか、気になるんですね。」


零は瞳子の方を見ずに言った。
瞳子は少しだけ反応し、雷門イレブンの方に目を戻した。


豪炎寺「……!」


豪炎寺の視線の先には変わった格好をした男。


豪炎寺「…………」


『頼みましたよ。これも、妹さんのため…』


豪炎寺「…っ;」


ピーーーッ!


(抜かし)


塔子「これがエイリア学園の速さ…;」

染岡「何ビビッてんだよ。まさか怖気付いたなんて言うんじゃないだろうな。」

塔子「フン。誰がビビッてなんか。ちょっと驚いただけ。」

染岡「…フッ。」


腕を組んで反抗する塔子。
染岡はやれやれというように微笑んだ。


風丸「まだまだ1点!勝負はこれからだ!」


豪炎寺「………」


豪炎寺は、黒服の男達の睨み合っていた。


零「………」


零も男達に気付いたらしい。
暫く考え、携帯を持ってから何処かへ行った。


瞳子「…?」

秋「零君、何処か行くの?」

零「ええ。私事わたくしごとで悪いんすけど、割と重要なんで。」


零は振り向かずに言った。


円堂「うん! まだまだ!!」


.

(抜かし)

.


円堂「っ……;」


唸り声さえも、弱くなってきた。


秋「円堂君!;」


ピーーーッ!


[エイリア学園が更に追加点!! 既に得点は、10−0!!]


土・塔・染・鬼・栗「ハァ、ハァ、ハァ…;」

豪・風・一「ハァ、ハァ、ハァ…;」

壁・目・円「ハァ、ハァ、ハァ…;」


夏未「これじゃ前回と同じじゃない…」

秋「監督…;」

瞳子「………」


瞳子は何も言わなかった。

その頃


.


プルルルル、プルルルル…


零「…もしもし?僕。…少し、頼みがあるんだけど……」


.