二次創作小説(映像)※倉庫ログ

続き ( No.130 )
日時: 2013/03/07 17:17
名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)


凄いスピードでウルビダ・ウィーズ・グランがあがる。
塔子、綱海、壁山、木暮と、ディフェンス陣を抜いていった。


鬼道「人間の能力を越えている…! これがリミッター解除なのか!」

吉良『人間は、体を守るために限界を超える力を出さないよう、無意識に力をセーブする。…ではその全てを出し切れるとしたら?』


吉良は満足そうな顔で説明する。


響木「馬鹿な…そんなことをしたら彼らは…」

瞳子「筋肉は悲鳴をあげ、体が、ボロボロになってしまう…」

円堂「!!」


円堂は驚いて動きが止まる。


零「…あんた…」


零は笑みながらも、元々悪い目つきを更に悪くして吉良を鋭く睨み付ける。


零「今この試合のためだけに、こいつ等の人生擲っていいとでも思ってんのか? 幾らこいつ等があんたを慕ってるからって…あんたのオモチャじゃない。あんたさっき言ったろ? 人間なんだよ…!」

瞳子「父さん! 今すぐ早く止めさせて!」


瞳子も続く。


吉良『そうさせたのは瞳子、お前なんだよ。』



(抜かし)



[豪炎寺と吹雪の連携技炸裂ー!! 3−3、追いついたァ!!]


目金「名付けて…クロスファイア!!」

零「…」

響木「((コクッ」

瞳子「……」


零は軽く微笑み、響木は頷き、瞳子は吉良を見上げている。


吉良「こんな……こんな馬鹿なことが…;」

研崎「……」


研崎は焦る吉良を見ていた。



(抜かし)



瞳子「ヒロト。」

グラン「…姉さんが伝えたかったこと…これだったんだね、姉さん。」


瞳子は頷いた。


吉良「…ヒロト。」

瞳・零「!」


吉良が此方まで降りてきて、グランに歩み寄る。


吉良「ヒロト、お前達を苦しめてすまなかった…」

円堂「……」

グラン「父さん…」

吉良「瞳子、零。私はあのエイリア石に取り憑かれていた。…お前達の…いや、お前達のチームのお陰でようやく分かった…」


吉良は申し訳が無さそうに言う。


瞳子「…父さん…!」

零「…」


零は腕を組み、目を伏せて微笑む。


吉良「そう、ジェネシス計画そのものが間違っていたのだ…」

ウルビダ「!!」


吉良の言葉にウルビダは大きく反応した。


ウルビダ「ふざけるな…!」


ウルビダは強く地面を踏むようにして立ち上がる。
そしてボールを蹴る体勢に。


ウルビダ「これほど愛し、尽くしてきた私達を…よりによってあなたが否定するなぁああ!!」


ウルビダは力一杯、吉良に向けてシュートを撃った。
吉良は受け入れるように真っ直ぐと立っている。


「「「!!」」」


——ドガァッ!!


円堂「!!;」


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(ED)


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