二次創作小説(映像)※倉庫ログ

続き ( No.144 )
日時: 2013/02/27 20:15
名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)



(抜かし)



円堂「鬼道! 土門!」

鬼道「…大丈夫だ。」

土門「心配すんなって…」


駆け寄る円堂に心配かけまいと立ち上がろうとする2人。


春奈「お兄ちゃん…」

秋・夏「……」

零「……」


.


(抜かし)



[立向居と円堂がゴールを死守!!]


円堂「… ! 大丈夫か?」


倒れている立向居を支える円堂。
立向居ははい、と答える。


立向居「あ゛あっ…;」

零「!」


立向居が呻き声を洩らすと、零は眉をぴくりと動かす。
即座にフィールドへ入り、立向居達に歩み寄った。


零「…見せてみな。」


零は立向居に微笑みかけ、グローブを取って立向居の掌を見ると、目を細めた。
立向居の掌は真っ赤に腫れており、豆は潰れて、痣だらけだった。


立向居「まだ、戦えます…!」

円堂「…お前…」


[立向居が負傷か!? これは雷門イレブン絶体絶命だァ!!]


3人の傍へ風丸が歩み寄る。


風丸「フッ…どうする零、円堂。まだ続けるのか?」

円堂「何…」

風丸「見ろ。」


風丸は振り返り、円堂達に其方を見るよう促す。


風丸「あの無様な姿…。…もう諦めろ。」


雷門イレブンとダークエンペラーズ。立っているのはダークエンペラーズのみだった。


円堂「っ……(風丸「零、お前が決めるんだ。」

零「!」
風丸「試合を中断し、“不戦敗”して俺達の監督になるか…試合を続けるか。」


不敵な笑みを浮かべ、零に選択を迫る風丸。
零は笑みを崩してはいないものの、真っ黒なオーラを放っている。


円堂「…諦めない。」

風・零「!」

円堂「諦めないぞ! ゴールは俺が守る!」


円堂がそう言うと、零は目を伏せて口を開いた。


零「…そういうことです。うちのキャプテンは諦めが悪いらしいので…」


零が風丸と似たような、強気な笑みを見せると、風丸も笑った。


研崎「チッ…往生際が悪いですね…」


研崎は舌を打ち、拳を握って悔しそうにしていた。


.


(抜かし)



研崎「何!? っえ、エイリア石が…」


アタッシュケースの中の残りのエイリア石も割れており、研崎は驚きの声を上げる。
エイリア石は更に粉々になり、光を失った。


研崎「どうしたのだこれは…」

零「チェックメイト。」


零が研崎に歩み寄る。


零「野望はここまで。ゲームセットだ。」

鬼瓦「観念するんだな。」


研崎の見上げた先には、零と鬼瓦を筆頭に自分を囲んでいる警察達、警察に囲まれているエージェント3人だった。
研崎は肩を落とした。


.


(抜かし)



円堂「みんな…思い出したんだな!? やったーっ!! やったぞーーーっ!!!」


拳を突き上げる円堂。


鬼道「ああ。」

豪炎寺「((コクッ」

壁山「ぅわぁああんっ!! 良かったっすーー!!」


目金「めでたしめでたしですね!」

リカ「ホンマに、めでたしや…!」

零「……クス…」

夏未「…やっと取り戻せたわね。本当のサッカーを…!」

秋/春「うん!/はい!」


円堂「よーし! 試合を続けるぞー!!」

「「「おうっ!!」」」


.


(抜かし)



綱海「よーっし! 円堂を胴上げだァっ!!」

「「「おうっ!!」」」

円堂「ぇ? 何で、ちょっと!;」


みんなに囲まれる。
何だかんだ言って、嬉しそうな円堂。


塔子「これはお礼だ!」

円堂「ん? ……///」


塔子は円堂の頬に唇をくっ付けた。簡単に言えばキス。円堂はトマトのように真っ赤になった。
円堂だけでなく、間近で見ていた立向居や風丸は少し顔を赤くする。


夏・秋「……;」


円堂はみんなに胴上げされる。
マネージャーや豪炎寺達も近くで楽しそうに見ていた。


響木「お前は行かなくていいのか?」

零「必要ありませんよ。僕の仕事も終わりましたし。」


零は微笑ましげに雷門イレブンの様子を見ている。


財前「…あんな少年達が居る限り、この国もまだまだ捨てたもんじゃない。特にあの円堂守という子は…」

雷門「彼によって皆が変わっていきました。あの子ならいつか、この世界さえ変えてくれるかもしれません。」

財前「……全く。彼は一体何者なんだ。」


呆れたような声だが、嬉しそうに言う総理。


響木「決まってるでしょう。世界一…いや、宇宙一のサッカーバカだ。」

財前「フッ…彼にとって、最高の褒め言葉だな。」


ボールが蹴り上げられる。


円堂「みんな、サッカーやろうぜ!!」

「「「おうっっ!!!」」」


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(ED)


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