二次創作小説(映像)※倉庫ログ

続き ( No.15 )
日時: 2013/03/10 15:13
名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)

リーム・ディアムのシュートで攻撃される円堂。
雷門イレブンは見ているしかなかった。


[エイリア学園怒涛の攻撃!!全員あがっている雷門中、何も出来ません…!]


豪炎寺「くっ…」


秋「監督…零君…;」


塔子「っどうすんだよ鬼道!このままじゃ円堂がもたないよ!」


鬼道に問いかける塔子。それに続いて一之瀬も。


一之瀬「やっぱり無理なんだよ、こんなフォーメーション!!」

鬼道「…
(分からない。監督も零も、一体俺にどうしろと…)」


鬼道は瞳子と零が座っているベンチの方を見つめた。


鬼道「(どう考えても、攻撃だけでゲームを組み立てるなんて不可能…。……“不可能”?)」


(抜かし)


ピッピッピーーーッ!!


[ここで試合終了!エイリア学園、32−0で圧勝です!!]


秋「円堂君…!;」


円堂に駆け寄るマネージャー達。


秋「大丈夫…?円堂君!;」


秋の声は微かに震えていた。

雷門イレブンの後ろの方では、怪しい光に包まれているジェミニストーム。


レーゼ「…」

零「…」

レーゼ・零「………」


零とレーゼはお互いを見合い、レーゼは少し寂しそうな表情をしている。


風丸「……?」


風丸だけが、2人がお互いを見合っていることに気付いていた。

そしてジェミニストームは消え入った。


豪炎寺「………っ;」

瞳子「………」


.


夕方———


円堂・マネージャー・零は、キャラバンの中に居た。


秋「はい。」

円堂「いっつ…;」


円堂の背中に湿布を貼る秋。


春奈「零君、何調べてるの?」

零「株価。1分でも変わっちゃうから、目を離したら終わりだ。」

春奈「……;」


1人離れた場所でパソコンをしている眼鏡を掛けた零は、画面から目を離さずに春奈の質問に答えた。


.



塔子「ごめんよ皆。あたしが一緒に戦おうなんて言わなきゃ、こんな事にはならなかったんだ…」

風丸「塔子のせいじゃない。…俺達に、力が無かったんだ…」


それぞれ反省をしている。豪炎寺は1人、木に寄りかかっていた。


風丸「…円堂、大丈夫かな…」

土門「かなりシュート喰らってたよな…」


キャラバンを見つめる雷門イレブン。

染岡がいきなり声を張り上げて言った。


染岡「納得いかないぜ…何なんだよ彼奴等!!DFをあんなとこまであげるなんて…」


木に拳をぶつける染岡。


染岡「“どうぞ点取って下さい”って言ってるようなもんじゃないか…!折角鬼道が奴等の攻撃パターン見抜いたのによ…」

目金「結果は32−0で完敗。1回目の時より酷い負け方ですからね…」

壁山「SPフィクサーズとの時は、凄い監督だと思ったのに…」

染岡「特に副監督…試合中居なくなった癖に、いきなり偉そうに指示しやがって…。理事長に連絡して、監督を変えて貰う!」


染岡は振り返り、そう言った。
だが、そんな染岡を鬼道が引き止めた。


鬼道「待て染岡。」

染岡「何だよ鬼道。…まさかお前、あの2人の肩を持つんじゃないだろうな!あんな訳分かんない奴等の!!」

鬼道「そういう訳じゃない。だが、結論を出すのは、監督達の考えを知ってからでも遅くはない。」

風丸「考え?」

豪炎寺「…」


豪炎寺は顔をあげた。