二次創作小説(映像)※倉庫ログ

続き ( No.41 )
日時: 2013/03/28 16:57
名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)

(抜かし)



秋「イプシロンが居ない…」

夏未「…3分経ってる。…((チラッ」


夏未は瞳子を見る。


零「………」


笑いながらさっきの少年の方を見る零。
少年は、既に姿を消していた。


春奈「木暮君凄い!」

目金「偶然でしょ!所謂ビギナーズラックですよ。」

瞳子「…偶然だけかしら。」

目金「え?」

春奈「…そうですよ!あれこそ、木暮君の実力なんだと思います!」

目金「褒めすぎですよ、音無さん!」

瞳子「………」


瞳子もさっきの少年の居た場所を見上げる。だがやはり、そこに彼の姿は無かった。
それに気付いた秋は、自分も見上げてみる。


秋「…監督、どうかしたんですか?」

瞳子「! …いいえ、何でもないわ。」

夏未「………」

零「……」


零は瞳子を見ていた。


.


木暮「あー…;(春奈「やったね木暮君!」ぃ゛!;」


春奈を見る木暮。


円堂「お前、奴等のシュートをカットしたんだぜ!」

木暮「……」


パチパチと瞬きをし、円堂を見上げる。


一之瀬「意外性があって、面白かったね。」

土門「結構やるもんだな!」

塔子「ホントだよね!補欠にしとくの勿体無いよ!」

円堂「って事だ!お前、凄いぜ!」

木暮「……// そうさ。俺、凄いんだ…ウッシッシッシッシ…」


木暮は照れるように笑う。


垣田「大したもんだ木暮!」

影田「見事だったぞ!」

「「「うぉああ!!」」」


ドサッ———


「「「あ…」」」

木暮「ウッシッシッシッシッシ…」


漫遊寺サッカー部は、木暮が作ったと思われる落とし穴に嵌った。



(ちょっと抜かし)



染岡「ったくしょうがねぇ奴だな…。なぁ吹雪よぉ。」

吹雪「……」


無言で俯く吹雪。


染岡「…どうした?」

吹雪「僕は、役に立たなかった…くっ…」

染岡「んな事言ったら俺だって…(吹雪「何にも出来なかったんだ!!」

吹雪「こんなんじゃ駄目だ…。完璧にならなきゃ…」


吹雪の瞳が微かにオレンジ色に染まった。


風丸「! …やっぱり、奴等と戦うには…もっとパワーが居る…」


風丸は胸に手を当てた。


零「…皆、今回はよくやったと思いますよ。」

吹・風「!!」


2人は微笑んでいる零を見る。


零「1回の敗北でくよくよ悩まず、相手に勝つ事だけを考える。無駄な事は頭に入れないでいい。今一番大切な事は、目の前に居る敵を、倒す事じゃないですか?」


零を、風丸は少しハッとしたような表情で見つめる。


円堂「零の言う通り!イプシロンを倒すために特訓して、強くなるんだ!!」

「「「おう!」」」


雷門に熱気が戻った。


零「…はぁ。……柄にも無い事言わせやがって。」


零は困ったように笑みをやめて言った。


.

(抜かし)

.

.

.


円堂は1人でグラウンドに居た。


円堂「………
(どうしたら勝てる。俺達は、奴等の力をまだ分かっていない。)」


ゴールに、デザームの姿を思い浮かべる。


円堂「………ぅう…; ぐぁぁぁああああ!!!;」


急に叫び出し、ボールを蹴り始めた。


円堂「…! …?」


後ろから人気ヒトケが。
居たのは、試合中に居た赤い髪の少年だった。


???「君達、凄いな。宇宙人とサッカーしてるなんてさ。」


少年はゆっくりと円堂に近付く。


円堂「見てたんだ!漫遊寺の生徒?」

???「違うよ。違うけど、見てた。」

円堂「そっか。もしかして、俺達の事を応援してくれてたのかな?」

???「まぁね。…実は、ちょっと知り合いの子が居て…その子の様子見も兼ねて。その子、すっごく弱いんだけど…元気そうで安心したよ。」


少年は怪しく微笑しながら言う。


円堂「へぇ…」


円堂は少し疑問を持ったような顔をした。


???「…俺、基山ヒロト。」

円堂「円堂守。雷門イレブンのキャプテンだ!」

基山「知ってるよ。フットボールフロンティアで優勝したんだよね。」

円堂「あぁ!…今日は負けちゃったけどさ。でも、今日負けた事は無駄にはならない!この負けは、次の勝利に繋がるから!」

基山「…いいな、そういうの。」


俯き、小さな声で呟いた。


円堂「一緒にやろうぜ?」

基山「ぇ…」

円堂「ほら、パス!」


円堂はヒロトに軽くパスした。
だがヒロトはボールを見送るだけ。


ト、トトトト——


円堂「おいおい、受けてくれよー;」


ボールを取りに行く円堂。
ヒロトはくすっと笑い、歩き出した。


基山「…じゃあね。」

円堂「…あれ?」


円堂が振り返ると、ヒロトはもう居なかった。

木陰では


零「………」


零は笑みながら円堂を見ていた。


.


基山「…分かった気がするよ、君がそっち側に付く理由。」


何処かで、ヒロトが呟いた。


.


(円堂と秋が話す)


.

.

.

(抜かし)

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ブゥゥゥゥン———


土門「いやー!何だかんだ言って木暮って奴は面白かったよなぁ!」

栗松「…;」

風丸「チームに入れなくてよかったのか?」

目金「いやいやそれでいいのです。あんな奴が居たら、宇宙人に勝てるものも勝てなくなっちゃいますからね…」

一之瀬「シビアだなぁ目金君;」

零「皆さん。」

「「「ん?」」」


一斉に零の方を見る雷門イレブン。


零「何だか期待を裏切るようで悪いんですけどー…、ん。」


楽しそうに笑いながら、親指で後ろを指差す零。


吹雪「何だい?」

染岡「あー?」


染岡は後ろを見てみる。


染岡「………マジかよ!」

木暮「…♪」

「「えぇーーっ!!?」」」


壁山の隣の荷物の隣で、木暮が体育座りしていた。


円堂「お前!」

春奈「木暮君!」

木暮「ウッシッシッシッシッシ…」

春奈「はは…;」


.


(ED)


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