二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 第38話「帝国の逆襲・後編!!」 ( No.47 )
- 日時: 2013/02/24 20:20
- 名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)
佐久間「皇帝ペンギン……っ…」
ペンギンが佐久間の脚に噛み付く。
佐久間「…1号ォォ!!」
ボールはかなりの勢いでゴールに向かう。
佐久間「っ、ぅわぁぁあああ!!っぐ、…」
佐久間は両手で体を押さえている。
円堂「ゴッドハンド!!…っ…
(何だ、この凄いパワーは…)
………っ!!ぉわっ!!」
ボールの力に負け、円堂ごとゴールネットに突き刺さった。
ピーーーッ!
[ゴーーール!!真・帝国学園先制ー!佐久間のシュートが円堂を吹き飛ばしたーぁ!!]
不動「ぉお!!素晴らしい!!」
.
影山「…((ニヤ」
.
円堂「…体中が、痛い……こんなシュート初めてだ…!」
円堂は佐久間を見る。
佐久間は1発シュートしただけなのに、跪き、息が上がっていた。
鬼道「…佐久間……お前、何故…」
佐久間「フッ。」
鬼道は思わず佐久間から目を反らす。
佐久間は立ち上がり、乱れた息のまま鬼道に振り返って言った。
佐久間「見たか鬼道。俺の皇帝ペンギン1号!」
鬼道「2度と撃つな!アレは“禁断の技”だ!!」
円堂「………」
「「「!!?」」」
.
(OP・抜かし)
.
鬼道「円堂!お前ももう一度まともに受けたら…立っていられなくなる!」
「「「!!」」」
秋「そんな…」
夏・春「……」
零「…」
瞳子「……」
鬼道「この試合の作戦が決まった…佐久間にボールを渡すな!」
円堂「…((コクッ」
円堂は微笑んで頷いた。
一之瀬「その作戦、大賛成だ。目の前でそんな最悪な光景は見たくない。」
吹雪「僕も、ディフェンスに入るよ。」
鬼道「一之瀬、吹雪…!…佐久間のマークを頼む。」
雷門は一致団結した。
ピーーーッ!
(抜かし)
[鬼道、不動!両者共に熱くなり、激しいプレイ!どちらも一歩も引かない!]
———キラッ
瞳・零「!」
2人は、不動の胸元から見えた紫色の石の付いたペンダントに反応する。
瞳子「(…やはり。)」
鬼・不「ぅわっ…」
鬼道と不動はお互いの頭をぶつけ、少し後ずさるが、またボールに向かう。
鬼・不「ぅおお!!」
2人同時にボールを蹴った。
ボールは空高く上がる。
[対決は互角ーー!!]
ピッピーーーッ!
[ここで前半終了!何と、真・帝国学園が1点リード!]
.
影山「…フッ。」
.
源田「ハァ、ハァ…」
佐久間「ハァ、ハァ、ハァ…」
息を切らしている2人。
不動「? オイオイどーした、佐久間源田。もうヘバッてんのかよ!」
佐久間「っ任せろ、後半も皇帝ペンギン1号で、点を取る…」
源田「ビーストファングで、どんなシュートも止める…!…そして…」
佐・源「必ず勝つ!」
不動「……((ニヤ」
.
「「「……」」」」
鬼道「佐久間……源田…」
雷門イレブンは真・帝国側のベンチを見ている。
秋「2人のためには、試合を中止した方がいいのかも…」
土門「そうだな、そうすれば、禁断の技を使わせずに済む!」
瞳子「試合中止は認めないわよ。」
「「「?」」」
瞳子を見る一同。
鬼道「っ…監督…」
瞳子「後半は私の指示に従って貰うわ。吹雪君はFWに戻って。皆“勝つためのプレイ”をしなさい。」
秋「それじゃあ、佐久間君達が…(瞳子「これは監督命令よ。」
瞳子「私の目的はエイリア学園を倒す事。この試合にも負けるわけにはいかない!」
「「「………」」」
鬼道「…試合を続けよう。」
「「「!」」」
円堂「鬼道。」
鬼道「確かに中止すれば、佐久間達の体を守る事は出来る。…だが、この試合は、佐久間達の目を覚まさせるための試合。今の彼奴等には、サッカーを通してでなければ分かってもらえないんだ…!勝つ事に、禁断の技など必要ないという事を…。…もしここで試合を止めれば、佐久間達は、完全に影山の影響下に置かれてしまう…!…そして、何れあの技を使って、2度と試合できない体に……」
鬼道は顔を上げる。
鬼道「やはり、この試合で救い出すしかない!」
円堂「鬼道…」
鬼道「……」
円堂「…分かった。でも、絶対に佐久間達にあの技を出させないようにしよう。」
「「「((コクッ」」」
円堂「何か方法がある筈だ。」
鬼道は考える。
鬼道「…
(吹雪をFWに戻せば、佐久間にボールが渡り、皇帝ペンギン1号を撃たれる可能性が高くなる…。…此方がシュートすれば、源田がビーストファングを…)
…どうすればいい…彼奴等に技を出させず、試合に勝つ方法は…」
春奈「お兄ちゃん…(零「こういうの、どうでしょう。」!」
今まで何も言わなかった零が口を開いた。
皆零を見る。
零「要するに、技を出させなけりゃあいいんですよね?」
鬼道「ああ…」
零「…だったら、士郎のスピードで何とかなるかと。」
零は吹雪のところまで歩いていき、吹雪を右手の親指で差した。
円堂「どういう事だ?」
零「つまり、ビーストファングを出す間もないくらいのシュートを撃ちゃあいいんですよ。」
零は得意気に、鬼道達を見下げるように微笑む。
吹雪「ヘッ、任しとけ!」
染岡「俺も協力するぜ!」
鬼道「…吹雪、染岡…(一之瀬「大丈夫さ。」
一之瀬は鬼道の肩に手を置く。
一之瀬「鬼道、佐久間にボールを渡さない。サッカーが出来ない辛さは、俺一番分かってる。」
鬼道「一之瀬…。……」
鬼道は円堂達を見る。
円堂「サッカーが好きな奴に、敵も味方も無い!やろうぜ!」
鬼道「! …((コクッ」
円堂「2人を守って、そして試合に勝つんだ!」
「「「おう!」」」
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(CM)
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