二次創作小説(映像)※倉庫ログ

続き ( No.52 )
日時: 2012/07/24 20:54
名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)

染岡「……もういい、風丸…。悔しいが、監督達の言う通りだ。仕方ねぇよ…」


目を瞑り、何かを決心した様子を見せる。


染岡「吹雪!雷門のストライカー、任せたぜ!」

吹雪「…! ……ああ。」

「「「…………」」」


皆辛気臭い顔をする。


染岡「何だよ皆!そんな顔すんな!一時撤退って奴だ!……また、すぐに戻って来る…!」


円堂は染岡に歩み寄って言った。


円堂「…必ず、戻って来いよ…!」


春奈はこの状況で、いい報告を言おうか迷っていた。だがすぐに決める。
手を1回叩き、沈黙を終わらせる。


春奈「そうだ!皆さんに報告があるんです!」

秋「報告?」

春奈「木暮君、出来ちゃったんです。」

円堂「出来ちゃったって…何が?」

鬼道「イプシロン戦で見せた、ディフェンス技か。」

春奈「そうなんです!」

木暮「ウッシッシッシ♪」

染岡「凄いじゃないか木暮!見せてくれよ。」


少し身を乗り出して言う染岡。


木暮「見せてやってもいいよ。」

壁山「何スかァ?その自信…」


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(旋風陣抜かし)


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それから、木暮は必殺技の強化、他の者達も練習に励んだ。
染岡はベンチで、皆の応援をしていた。


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夜。
零は、どこかの木の枝に座って、空を眺めていた。


ヴーッ、ヴーッ、ヴーッ ピッ


零は電話に出る。


零「…もしもし。」


『私だ。』


電話の相手は理事長だった。

理事長は、校長と共に地下室でモニターに映っている地図を見ながら電話している。


雷門「次の行き先の事なんだが、我々は、エイリア学園の何らかの拠点が大阪にあると見ている。」



モニター上のカーソルが大阪に当てられる。


零「…大阪、ですか…」


『特訓に打ち込んでいるところ悪いんだが…調べてみる価値もある。行ってくれるか?______……』


零は目を細める。


零「………監督には、僕から伝えておきます。では。」


ピッ



(瞳子と理事長の話は無いと思って下さい)



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翌朝。
皆はキャラバン前で屯している。


一之瀬「今度は大阪かァ…」

土門「敵のアジトがあるらしいぜ!」

壁山「凄いッスねェ!!乗り込んでこっちから攻撃するッスね!」


雷門「気をつけてくれたまえ!拮抗を待っているぞ!」

「「「はい!行ってきます!!」」」


円堂はキャラバンに乗ろうとした。


瞳子「円堂君。」

円堂「はい。」

瞳子「河川敷での貴方の言葉…、何故か頭に残っているわ。“サッカーは楽しいもの”…」

円堂「ぇ?」


瞳子は空を見上げた。


瞳子「………あの人にも、それに気付いて欲しい…」

零「……」


キャラバンの裏で話を聞いていた零は無表情だった。


吹雪「また、楽しいサッカー出来る日を…」

染岡「おう!待ってろよ。」


吹雪と染岡は手を取り合った。

キャラバンが出発。染岡はキャラバンをじっと見ている。


染岡「頑張れ…皆…」


染岡は片手をスッと挙げた。


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(ED)


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