二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 続き ( No.57 )
- 日時: 2013/02/25 18:00
- 名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)
ガッシャーン!!
リカ「ダーリン、そんな逃げんでもええやーん♪」
一之瀬「だからダーリンじゃないって!」
リカ「またまたァ、照れてもうてからァ♪」
一之瀬「ぅわぁ…円堂ーー!!」
「「「…」」」
多種の破壊音の合間に聞こえてくる2人の会話に、一同は呆れた。
円堂「一之瀬…」
壁山「一之瀬先輩、このままお好み焼き屋さんになっちゃうッスかァ?」
円堂「…」
『はい、豚玉1枚ね!』
「「「……」」」
零「…存外、悪くもないんじゃないですか?」
円堂「そんな事、あるわけないだろ!」
至極楽しげに言う零に円堂がツッコミを入れる。
円堂「何が結婚だ!(?1「ちょォ、退いてんかァ?」!」
扉に手を掛けようとした円堂を突然現れた女の子が突き飛ばした。
風丸「何するんだ!(?2「何って」!」
?2「リカ呼びに来たに決まってるやろォ?」
小柄な女の子の後ろには、女の子の集団が。
道子「キュート」
玲華「シック」
万里「クール」
恋「ウチ等浪花のサッカー娘。」
甲子「…」
道子「キュートで、シックで、クールな大阪ギャルズ。CCC(トリプルシー)!」
女の子達は自分達の紹介に拍手する。
円堂を突き飛ばした女の子が扉を開ける。
香津世「何やっとんのやリカ!練習時間とっくに過ぎてんでェ!? …! り、リカ…」
リカ「香津世…」
店内では丁度一之瀬がリカに抱き付か(捕獲さ)れている最中。
香津世「っ!? へ…?嘘ォ…」
使用済みのラブラブ焼きの皿。
香津世「皆、リカが結婚相手見つけたでェ!」
「「「結婚相手ェ!?」」」
店に群がるCCC。
甲子は集団に跳ね返され続けている。
栗松「何か、大変な事になってきたでヤンスねェ…」
壁山「やっぱり一之瀬先輩、このまま此処に残っちゃうんスかァ?」
風丸「どうすんだよ円堂…」
円堂「どうするって言われても…」
零「もうスッパリ諦めましょうぜ面倒ですしー。監督だって、戦う意欲を亡くした選手は引き止めないでいいって言ってたし…一之瀬さんだって、自分を好いてくれる女の子と一緒なら幸せになれますよ、きっと。」
一之瀬「見放さないで何とかしてよ!君それでも副監督!?」
集団の方から一之瀬の必死の叫び。
零「そんな頼まれ方じゃなァ。これでも僕は副監督です。」
一之瀬「えェ…副監督さんお願いしますー!」
一之瀬はCCC達の隙間から零に懇願する。
零「…しょーがないなぁ。」
零は満足気に笑った。
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「「「サッカーで決める!?」」」
零「ええ。もう面倒なんで。」
風丸「さっきからそればっかりだな…」
零は風丸の言葉はスルーしてルール説明をする。
零「ま要するに、アンタ等が試合で雷門に勝てば一之瀬さんを婿に出来ます。」
一之瀬「そんな適当な…」
零「煩ェなァ。チャンスやっただけいいと思って下さいよ。本来の僕なら見捨てます。」
栗松「酷いでヤンス。」
零「ガキの色恋なんざ、首突っ込んだところでいい事なんかありゃしねェ。」
秋「零君、貴方歳幾つ?」
ニコニコと楽しそうに言う零。秋は呆れて苦笑する。
目金「確かに、相手が女の子なら此方の方が有利ですね…」
目金は眼鏡をキラリと光らせる。
リカ「それオモロいな。」
目・秋・風/零「え?/…」
一之瀬の肩に手を回しているリカ。
リカ「それで決まりや。ほな、早速始めよかー。行こ、ダーリン♪」
一之瀬「ぐわっ…ちょっとォ…」
一之瀬は半ば強引に連れて行かれる。
零「ほら行った行ったー。さっさと終わらせて来ーい。」
風丸の背中を押す零。
風丸「お前…、!」
風丸は振り向いて零を見るが、何かに気付いたようにすぐに顔を背ける。
風丸は気まずそうに赤面していた。
風丸「……//」
零「……」
零は薄ら笑いを浮かべながら、小首を傾げる。
零「何意識しちゃってんですか? 気持ち悪い。」
風丸「う、うるさい!」
風丸は笑顔で暴言を吐いた零を置いて、ずんずんと歩いて行った。
零は笑ったまま風丸の後に続く。
夏未「…やるしか無さそうね。」
円堂「! …ああ…」
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(抜かし・CM)
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