二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 続き ( No.61 )
- 日時: 2013/02/25 19:04
- 名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)
目金「……」
落ち込む目金の傍には土門・壁山・栗松・甲子が居た。
そんな目金達を他所に、一之瀬・風丸・鬼道・零はリカと話していた。
鬼道「かなり高性能だな。」
リカ「うん。レベル上げるともっと激しなるでェ。最高レベルはウチ等もクリアでけへん!」
円堂「おんもしろい!!」
一・風・鬼/零「!/…」
急に起き上がった円堂に振り向く。
円堂「俺、ここで滅茶苦茶特訓したい!」
風丸「イプシロンとの戦いまで、残り3日…ここなら今まで以上に特訓が出来る…!強くなれる筈だ。」
零「風丸さんの指導は僕がしてやりますよ。」
風丸「…結構だ。」
風丸は一筋汗を垂らして、満面の笑みで言う零をすぐに断った。
円堂達はリカを見る。
円堂「使わせて貰って、いいか?」
リカ「…えー…」
心底嫌そうな顔をするリカ。
一之瀬「ぇ…駄目なの?」
リカ「勿論ええよォ♪」
「「「「…」」」」
一之瀬が言った瞬間、リカはコロッと態度を変えた。
零・鬼・風・円・一「…」
.
皆は、それぞれの特訓場所を決めていった。
円堂は当然GK用の。
壁山は自分の場所を見つけたが、木暮に弾かれる。
だが木暮は春奈に連れて行かれた。
塔子と栗松は広い部屋を覗いている。
ゲームメイカーである鬼道と司令塔的存在の風丸、副監督の零は何かを話し合っている。
土門と夏未はデコレーションの派手さに呆れ、秋は少し喜び、春奈はまじまじとシールを見つめる。
吹雪は1人でFW用のトレーニング部屋に来ている。
壁山・目金・栗松・木暮・塔子はどこか暗い部屋でお化け屋敷気分。
一之瀬「……」
一之瀬は、目金が使ったマシンよりもずっと大きな、似たようなマシンの上で考え込んでいた。
一之瀬「…前後どっちにも動くん(リカ「ダーリン!」うおっ…」
一之瀬の後ろから抱きつくリカ。
リカ「満足してくれたァ?」
一之瀬「ぁ、ああ…」
リカ「そら良かった♪」
一之瀬「はは…」
リカは抱きつくのをやめ隣に移動した。
一之瀬「…それにしても凄いね、君達の練習場。」
リカ「ウチ等んやないで?」
一・円・秋・夏・春「え?」
偶然居合わせた円堂とマネージャーが一之瀬と声を揃える。
リカ「ウチ等偶然ここ見つけてェ、それから、勝手に使わしてもろてんねん。な?」
甲子「((コクッ」
一之瀬「て事は、ここの持ち主が誰か、君達も知らないって事?」
リカ「さっすがダーリンよォ分かるなァ…」
春奈「誰でも分かりますって…」
リカ「大丈夫やって。今まで誰も文句言うて来ィへんし、怒られたら謝ればええやん♪」
さも当然のように犯罪発言するリカ。
夏未「…これだけの施設…もしかしたら…」
秋「! まさかエイリア学園の…?」
円・春「!」
秋に振り向く2人。
リカ「エイリアァ?ああ、あのサッカーで地球を支配するとか言うとる連中か。あはは!そないなワケないやん。ウチ等ずーっとここ使ゥてるんやでェ?奴等のモンやったらすぐ取り返しに来るんちゃうか?」
夏未「……」
夏未は疑うような眼差しでリカを見ていた。
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(皆の特訓・大阪名物の取り合い)
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円堂「7、8、9、10…」
風・土・木「…?」
壁山「10、11、12…」
栗・目・一・リカ「……」
円・壁「((モグモグ…」
数を数えながら食べている円堂と壁山。
風丸「…何やってんだ?」
円堂「身体によく栄養が行き渡るように、食べ物を30回噛む事になってたろ?15、16、17…」
壁山「18、19、20…」
円堂「…あれ吹雪と零は?」
壁山「んぐっ!」
円堂が急に別の事を言い出したため、壁山は食べ物を喉に詰まらせていた。
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バシュッ!
バシュッ!
吹雪の特訓している部屋からは、そんな騒音が漏れてきていた。
ウィィィン
扉が開き、立っている円堂と秋。
円堂「吹雪、一緒に食おうぜ!(吹雪「っ!」
バシュッ!!
円堂の声も聞こえないくらい、吹雪は夢中でボールを蹴っている。
シュートはまた弾かれた。
吹雪「っ…ハァ…ハァ、ハァ、ハァ……くっ……」
必死な吹雪を、円堂と秋は居た堪れないような顔で見ている。
円・秋「……(零「円堂さん」!」
円堂「……零…」
壁際にしゃがみ込んでいる零。
零「悪いんスけど、今は放っといてやってくれます?」
零はいつもと変わらない目で吹雪を見ている。
零「…多分、染岡さんの事とか、デザームにシュートを止められた焦りとかが、募り募ってんすよ。それを今放出してるみたいなんで…」
顔を上げ、円堂達を見上げる。
零「やらせたいようにやらせてやりましょ?」
眉を下げてニコリと笑った。
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(イプシロンの会話・円堂と秋→皆の話)
円堂「よーし!じゃあ、今日も特訓開始だァ!」
「「「おう!」」」
零「……」
キャラバンの屋根で腕を組んで寝転がっている零は、呆れたように息を吐いた。
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(特訓・CM)
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