二次創作小説(映像)※倉庫ログ

第44話「もうひとつのマジン・ザ・ハンド!」 ( No.70 )
日時: 2013/03/13 18:34
名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)

松林「…レインボーループ!!」


円堂は腕を構える。


円堂「(やってやるぜ、じいちゃん!正義の鉄拳!)」


ノートの言葉を思い出す。


円堂「“パッと開かず”…」


円堂が拳を振り上げると、パァッと光が灯る。


立向居「あれは、正義の鉄拳!」

円堂「“グッと握って”…“ダン、ギューン”……」


拳を握り締め、足を踏み出し、腕を引く。


[何とォ!円堂の新キーパー技か!?]


円堂「“ドカーン”!!」


思い切り突き出した。
手の塊のようなものが出てきたが、すぐに消えてしまった。
シュートは直接円堂の拳に当たる。


円堂「っ…ぐァ!」


[ああっと!新キーパー技、不発に終わってしまった!!]


黒田「貰ったァ!」


[黒田が拾う!]


黒田はシュートしようとする。


黒田「はぁっ!」

土門「ふっ!」


シュートは土門が足でカットした。


黒田「何!」


[土門ナイスカバー!雷門中凌ぎましたァ!]


春奈「凄ーい!」

秋「さすが土門君!」


円堂「ありがとう、土門。」

土門「気にすんな!」

鬼道「そうだ、ゴールは俺達がカバーする!お前は新たな技への挑戦を続けろ!」

円堂「おう!……究極奥義…諦めるもんか!」


立向居「…円堂さんの熱い闘志…俺にも伝わってくる……俺も…!っ!」


立向居は自分の両頬に平手打ちした。


立向居「俺も、負けてられない!」

円堂「立向居、まだまだ勝負はこれからだ!」


2人はお互いを見合った。


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(OP・抜かし)



栗松「…よーし、俺も必殺技試すでヤンス!」


大濠が栗松を阻む。


栗松「ダッシュアクセル!!」

大濠「っ…!」

土門「栗松…!出来たじゃないか!」


マネージャー「…!」

瞳・零「…」


[栗松も必殺技を披露!!陽花戸中を翻弄しているぞ!]


マネージャーは喜ぶ。瞳子は微笑み、零は薄笑いでいた。



(抜かし)



円堂「さすが、究極奥義だ。そう簡単には掴めない。」

木暮「まあ、円堂大介も出来なかったわけだし…」


全員一斉に木暮を見る。


木暮「ていうか、アイデア倒れ?」

塔子「アンタはいちいち一言余計!(零「いや…」!」

零「その可能性も否めませんぜ。ノートに書いてあるからって実在したとは限りませんし。もしそうなら、無駄に骨折る前に早いこと諦めて、別の特訓に打ち込んだ方がいいです。」

風丸「お前は二言余計だよ。」


風丸は呆れながら零に言う。


瞳子「…やっぱり、彼等は貴方達の練習相手として、不足じゃないかしら。」

鬼道「いいえ。陽花戸中は俺達をよく研究しています。彼等と戦うことで、俺達のこれからの課題が見えてくると思うんです。」

風丸「こんな試合も、久しぶりですからね!皆、楽しんでやろうぜ!」

「「「おう!!」」」


ワイワイと話し始める雷門。


秋「……クス」
夏未「……」

春奈「…嬉しそうですね、先輩。」

秋「うん。」


円堂は木暮をヘッドロックし、周りはそれを見て笑っている。


吹雪「……ふぅ。」


吹雪は皆と離れた所で溜息を吐いた。


吹雪「……(零「士郎。」!」


吹雪は振り返る。


吹雪「零…」

零「…平気?」


首を傾げる零は、声音の割にはいつも通り笑っている。


吹雪「…心配ないよ。ゴメンね?」

零「……(風丸「吹雪!」…」


零は声のした方を笑顔のままで見る。


風丸「今日はどうした?この前のイプシロン戦みたいに、攻めて行かないのか?」

吹雪「………」


吹雪は風丸に力なく微笑んだ。


零「……余計な事言いやがって。」

風丸「?」


零は風丸の横を通るとき、小さな声で言った。



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(抜かし・CM)


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