二次創作小説(映像)※倉庫ログ

第49話「ノリノリ!リズムサッカー!!」 ( No.86 )
日時: 2013/02/26 17:57
名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)


綱海「ヒィィィィヤッッフーーーゥ!!」


綱海が波に乗って円堂達に向かってくる。


円堂「綱海!」


綱海は円堂達の集まっている辺りに着地する。
目金が近付こうとすると、目金の目前にサーフボードが振ってきた。


「「「!!;」」」


綱海はゴーグルを頭にやる。


綱海「よォ、捜したぜ、円堂!」


円堂は綱海に駆け寄ろうとする。


円堂「綱海…(目金「ちょっと危ないじゃないですかァ!いきなりこんなもんで跳んで来てェ…」


サーフボードを持って怒る目金。
綱海は何とも思っていないかのように笑う。


綱海「悪ィ悪ィ。お前等見たら、すっ飛んできたくなってな。」

目金「ったく…」


瞳子・零以外の者は綱海に歩み寄る。
「それより円堂、」言葉を紡ぐ綱海。


綱海「俺達のチームと、サッカーやらねェか?」

円堂「“俺達のチーム”?」

綱海「俺、サッカー部に入ってよ。」


綱海はサッカー部のユニホームを着る。


円堂「ぇ…」

「「「サッカー部にィ!?」」」

綱海「この前、何か面白かったしな。まァノリだよノリ!」

秋「ノリって…;」

綱海「で、皆にお前等のこと話したら、『そりゃあフットボールフロ…何とかで優勝した雷門中に違いない』ってことになって、どーしても試合がしたいって聞かなくてよォ…」


困ったように語尾を上げる綱海。


綱海「な、いいだろ円堂。俺の顔を立てると思ってさ。…それに、俺ももっかいお前等とサッカーしたいんだ。」

円堂「綱海…!勿論さ!な、皆!」

「「「ああ!/はい!/はいっす!」」」

塔子「喜んで相手になってやる!」


楽しそうに話し出す雷門イレブンの方に瞳子がやってきた。


瞳子「その試合、許可出来ません。」

「「「え…」」」


.


(OP)


.


「「「………」」」


沈黙する。
が、綱海は空気を読まず塔子に話し掛けた。


綱海「何、あの人。」

塔子「あたし達の監督。」

綱海「監督ゥ?何かノリ悪そうな顔してんなァ…」


最後の一言は小声で言わず通常のボリュームで言った綱海。
瞳子は綱海を一瞥し、雷門イレブンに目を遣った。


瞳子「皆、昨日のこと忘れたわけじゃないでしょうね。」

木暮「昨日のこと?」


皆はバーンとのことを思い出す。


『エイリア学園、プロミネンスの、キャプテンだ。』


瞳子「私達の前には、次々と強い敵が現れている。そんな何の練習にもならない地元チームと試合して、遊んでる暇は無いはずよ。(零「いんや。」!」

零「そうでもないみたいですぜ。」


ベンチに座っていた零が口を開いた。零は眼鏡を掛けてパソコンを使っている。
皆零を見る。


零「そのユニホーム、大海原中ですよね。」

綱海「? そうだけど?」

零「大海原中は、沖縄一のサッカーの強豪校。フットボールフロンティアへも出場する予定だったみたいです。」

一之瀬「! フットボールフロンティアに!?」

零「でも、地区予選決勝戦に不戦敗して出場はしなかったみたいです。…何か事情でもあったんですか?」


零は眼鏡を眼鏡ケースにしまってパソコンを閉じ、面白いものを発見した、というように笑いながら綱海を見た。
綱海は少し俯く。


綱海「地区予選の決勝やってる時に、村祭りがあってよォ…」


綱海は遠い目で語る。


綱海「ノリまくって踊ってた監督が、試合のこと忘れてたらしいんだ。(円堂「え;」で、気が付いた時には、集合時間がとっくに過ぎてて、不戦敗。」

壁山「…マジっすか。」


呆れる雷門イレブン。


綱海「まそーいうこともあるわなー。(マネージャー・塔・リカ「ありません!!」;;」


綱海は円堂に振り返った。


綱海「まァそれより試合だ試合。な、やってくれんだろ。」

円堂「((ニッ …いいですよね、監督。」

「監督!」「監督。」「監督…!」

瞳子「………好きにすればいいわ。」


瞳子はその場を去った。


「「「やったー!!」」」

綱海「…そんじゃあ行くか。皆待ってるからよ!」


.


(抜かし)



[またかわしたぞ大海原!]


ボールは渡具知に。


塔子「…」

壁山「信じられないっす、ザ・タワーをあんなに簡単にかわすなんて…」


音村「トゥントゥクトゥントゥクトゥントゥクトゥントゥク…」


音村はぼそぼそと何か言いながら走っている。


瞳子「……」

零「…」


瞳子は音村を見、零は笑んで傘を差したままキーを打っていた。

渡具知は立向居を抜く。


立向居「!」


宜保「わしもいくぞ!ふーん、ぅおおおお!!」


あがる宜保。


[大海原!ここもノリで一気にあがってきた!!]



(抜かし)



喜屋武にボールを奪われた木暮。


木暮「クッソー、何で取られんだよー!」


円堂「……;」


夏・秋・春「…;」

春奈「木野先輩…;」

零「…」

瞳子「…、……」


鬼道「……」

円堂「…」


音村「トゥントゥクトゥントゥクトゥントゥクトゥントゥクトゥントゥクトゥントゥク…((ニヤ」


.


(CM)


.


続き ( No.87 )
日時: 2013/02/26 18:07
名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)

(抜かし)



ピッピーーーッ!!


[ここでホイッスル!1対0、雷門リードで前半終了だ!]


土門「よし!」


両チームはベンチに戻っていく。
だが綱海が残っていた。


綱海「……っ…」


音村「……」


鬼道を見る音村。


音村「(上手くリズムを外したつもりだろうけど…リズムがあるのは個人だけじゃないからね。)」


音村は眼鏡を光らせ、ベンチに戻った。


瞳子「……」


春奈「皆さんやりましたね!先制点ですよ!」

円堂「ああ!でも、大海原もやるよな。さっすが、フットボールフロンティア、地区予選決勝にいっただけのことはあるぜ!」

目金「期待以上の相手ですね…」

立向居「ハァ、ハァ、ハァ…;」

土門「…!」


土門は立向居の息が乱れていることに気付いた。


土門「…大丈夫か?」

立向居「あ、はい!……」


零「…」


零は笑んでパソコンを開いたまま、立向居を見ていた。



(抜かし)



[財前逆を突かれたぞ!?]


円・鬼「!!」
瞳子「!」
零「…」


宜保「今だ!」


宜保・古謝・池宮城はあがってシュート体勢に入る。


宜保「せいっ!」

古・池「イーグルバスター!!」


秋「円堂君!;」

円堂「任せろ!」


円堂も身構える。


円堂「マジン・ザ・ハンド!!」


シュートは止めたが、疑問が残る。


円堂「…このチームは、一体…」


.


(抜かし・ED)


.


次回予告 ( No.88 )
日時: 2012/08/22 17:24
名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)


ノリにノッてる大海原中のリズムサッカー。

俺は究極奥義、正義の鉄拳で挑む!!

何か掴めそうなんだ…!

綱海…サーフィンを教えてくれ!!



次回イナズマイレブン、

「うなれ!正義の鉄拳!!」

これが超次元サッカーだ!!



キャプテン、今日の格言!

「戦う時はいつも真剣勝負だ!」

以上!!