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「毎日誰かが紙と鉛筆を盗んでいる？」
「あぁ、看守がそう言ってた」


「．．．それってもしかしてあいつじゃないか？」
「あいつって？」
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「あいつだよ」









今日も、前と変わりない一日を終える
君がいなくなったあの日から
僕は完全に死んでいた
体だけ、体だけ生きているみたいだ

だって僕の'心'はもう死んだんだから

．．．君がいなくなったあの日から


外の掃除を終え、自分の部屋へ戻るとなぜかざわざわしていた
近づいてみると、なんとそこにいたのは看守だった
「．．．どうして？」



僕が近づいていくと、看守達が振り向いた
「．．．おい、これは何だ」
看守がそう言って手に持ってるのはあの紙飛行機．．．
まさか、隠してあるのがばれたのか！？

「しかも、紙を看守から盗んだそうだな？どういうことか説明してみろ！！」
看守がそう吐き捨てる

どうして？

君がいなくなっただけでもう僕のココロはずたずたなのに．．．
どうして？

僕が黙ったままなのを見て看守の一人が言った
確か、この人は一番偉い人じゃなかったっけ

「．．．説明しないのならこうしてやるよ」
そうして．．．




手に持った僕の宝物
君との思い出を


























破ったんだ