二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ボカロ 〜罰ゲーム〜リク曲募集中ですっ!! ( No.115 )
日時: 2012/10/01 21:19
名前: ゆりかん ◆Qd6XA/vkyQ (ID: BdPlSccL)
参照: くるりんごさんの曲はまじで神だと思いますねっ!!

 罰ゲーム


気になる看板を見つけた
学校帰り、いつもと同じ通学路をたどってちょうど、路地裏に入ったとき
そんなゴシック体の大きな文字が私の目に飛び込んできた

罰ゲーム、ただそう一言書いた下にまたこう書かれていた
「UNO、やりませんか?勝ったら賞品、負けたら罰ゲーム」
ただし、そうつづられて続きにはこう書かれていた
「ただし、その罰ゲームは言えません。また、その罰ゲームで失った対象などに関して責任などはありません」

ふざけた文体だ
その下には小さな字でただ一言、○○中学校カード部かかれていた
○○中学校といったら私の通っている中学校だ
カード部なんてものあっただろうか?

興味をそそられた私は、明日(土曜日だが)学校に出向いてみることにした
勝ちを、負けを見るのはどっち?

勝ち?そんなのきまってるさ...








次の日の朝早く、私は制服を着て学校へ行った
なぜ制服を着たかって?この学校、部活があろうとなにがあろうと制服以外で入るのは禁止されてるからだ

学校に着いたのはいいが、肝心のUNOをする場所はない

確かに校庭にはサッカー部、テニス部、ハンド部などなどいろんな部活動の人たちが参加しているが
カード部なんてのもいない(っていうかカード部なんてうちの学校にはない)

もしかしていたずらだろうか?
けど、だとしたらあの看板は...?いたずらのためだけに看板を作るとは思わない
ここはやっぱり本当にあるのだろうか?

それともうひとつ、あそこは看板はひとつもない
なのに、昨日初めて見つけた

しかもあそこの通学路は私以外だれもいない
まさか、私をおびき寄せるためにつくったんじゃないでしょうね?


そんな妄想が頭によぎったがすぐに追い払い、カード部を探すとした
そして、私は気になるところを見つけた...

[校舎の裏に廻ると、そこにはいくつか部活用の小屋がある
そこを順番に見ているうちに、ひとつ、前まで空き家だったところに新しい紙が張ってあるのを見つけた
そこには、「カード部」...

ビンゴ、見つけた





私は思い切って小屋の扉を開けようとした...が
その前に扉は大きく開けられた

私が呆然と立ちすくむ前にいるのは...知らない人だった
ただわかるのは、水色の長い髪にツインテール
制服を着ている、そしてそのバッチには黄色い3年生マーク
...先輩のようだ


「あのーこちらってカード部ですよね?」
一応先輩なので敬語を使わなきゃいけない
「見てわかんない?書いてあるだろ」
ぶっきらぼうな答え

...どうやら不機嫌なようだ

「私、2年生の...」
グミです、そういおうとした
けどその口が止まった

ここで本名を出すのは面白くない
そうだなーグミからもじって...

「93番ということにしてください」
そういって笑った
「93?」
向こうは戸惑った顔
面白いな

「そうですよ、先輩は?」
「僕は...39ということにしておこう」
この人はミクという名前だな?
まぁいい...これからは39と呼ばせていただこう

「君、勝負しに来たんだろ、あの看板を見て」
「あ、はい...そうです...UNO勝負と書かれていたので」
「そ...なら入るがい。ほかの部室と違ってここは広いから」
そういわれて中に入ったらそこには誰もいなかった

「カード部って先輩ただ一人ですか?」
「そうだ、なにか文句は?」
「いえ...」
そういって笑った
楽勝




「それじゃ、はじめるか。看板を見たならわかると思うが責任は取らないからな。罰ゲームがまっている...」
「待ってください」
39が話し始めたのを止めた
看板には勝ったら賞品、と書いてあったが...

「私が買ったらあなたに罰ゲームを受けてもらいますがいいですか?その代わり、貴方が勝ったら私は罰ゲームを受けますよ」
さて、39は受けるかな?

しばらく黙っていたがようやく39は口を開いた

「いいだろう...まぁ、僕に勝てるものなんていないだろうがな」
「その言葉、そっくりお返しします」


こうして、39と93の勝負が始まった...