二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ボカロ 〜Bad∞End∞Night〜 ( No.23 )
日時: 2012/04/21 22:25
名前: ゆりかん (ID: prO3xdH6)

〜第5章〜




「こっ、これはっ...棺???」

少女は入った部屋の先には棺の山があった

「いやっ、これって、まさか...」

少女は悲痛の声を叫ぶ...とそのとき

「あらあら」
「みてしまったね」

扉の向こうから声が聞こえてきた

この館の主人と奥様だ

その後ろには執事、メイド、お嬢様、そしてさっきの双子人形...

「なに?これは...?何のためにこんなに棺があるの??」
少女はこう訪ねるが住人達は黙ってばかり

「*****のためだ」

主人はこう答えるが少女には聞き取れなかった

「ちょっと!!!!何黙ってるの??教えてよ!!!なぜ私をこの館に呼んだの?あの方って言うのはいったい誰なの?時計はどうして止まってるの?いったいここはなんなの!!!???」

少女はいっきにたまった疑問をみんなに浴びさせた

そして、最後に一番聞きたかったことを訪ねた

「私をっっっ!!!!!家に帰してよっっっっっ!!!!!!」

しかし、住人達は何も言わなかった

「Danger Danger」

双子人形がそうつぶやいた

少女には意味の分からない異国の言葉だったが危険を知らせていることが感覚で分かった

「怖がらなくてもいいのよ?あなたには関係のないことなのだから」

メイドがそう言い優しく微笑む

けれども、少女にはその目が恐ろしくてたまらなかった

怖い....

来た時から怖いと感じていたがこのとき初めて本能的に怖いと感じた

身も震えるような、怖さ....

「いや、い..や...いやああああああああ!!!!」

少女は扉のノブに手をかけ逃げようとした、が

「Where are you going?」
「どこに行くのです?」

少女の人形と執事が少女を問いつめてくる

そのとき、少女は扉の隣にもう一つ扉があるのに気づいた

だれも、そちらの方にはいない

—逃げるのならば、今がチャンス—

少女はそう思い一気に扉のノブに手をかけ開けた

開いた先は深くまで続く不気味な階段だった

けれども、少女は今いる人たちの方が恐ろしかったので一気に下へかけていった...

少女が逃げたのにも関わらず館の住人は冷静だった

少女がかけていった階段を見つめ、口々にこう言い放った


「あ〜ら、逃げられちゃったわ...」
「どうせ、逃げられないけどね...」
「捕まえてどうしようかしら?」

「「おまちなさい♪」」

「だって、君が主役だものね」
「ケレドモ、台本ドウリニ進ムノカナ?」
「今宵の終わりはどうなるだろう?これまでと違った舞台になりそうだ...」
「わからないね...だって全ては君次第なのだから」
「Happy enDは見つかるかしらね?」
「デモ、ボクタチモ順番間違エタラ終ワリダヨ...アノ方ニ殺サレル...」
「分かってるわ...だから順番は間違えないように慎重に...」
「あの子のTrue enDは棺行きしかないことをわからせてあげねば...」


「「さあ、今夜もBnd∞End∞Nightになるかな?」」