ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

〜最終章〜（ここからは少女目線です）



「ふふふ．．．ふふふ．．．」

私．．．おかしくなったのかしらね？こんな状況なのに笑いが止まらないわ

あら？あそこに冷たく光くキラリと光るものがあるわ．．．

．．．．これは．．．ナイフねっ♪


「みーっつけた♪これで、私はHappy enDね♪」



だって今回は私が主役の舞台なんでしょ？もっともっと、楽しくしなきゃ！！

このナイフを使えば私にとってHappy Endになるし、もっともっと楽しくなるわ♪
一石二鳥じゃない！！

こうなったら、ナイフを片手にしてしゃれこうべ☆☆


試しに、すこし振り回してみようかしら？

「まずは．．．あなたにしようかしらっ！！」

その先にいるのはメイドさん

この、目がとても怖いメイドさんに．．．


「えいっ！！」

少し振り回しただけでメイドさんったら血を流して倒れちゃったわ

あら？

「楽しくなってきちゃった☆☆」


館の住人達が目の色変えてるわ

さっきまであれほど怖かったのに．．このナイフの効果かしら？


そんなとき


「逃げろ！逃げろ！！今すぐ、一目散に逃げろ！！この子は危険だ！！この舞台が狂ってしまう！！」

あれは．．．この館の執事ね．．ふふふ、少女相手なのにとても弱気ね


「ケド．．．アノ子ハドウスルノ？」
「そんなこと言ってる場合じゃない！！舞台もセリフも、もう忘れるんだ！！このままではあの狂った少女に殺される！！！」

ふふふ．．．そうよ．．．私はもう狂ってるわ
あなたたちのせいで．．

Bad endなんて壊してやるわ！！！！！








「大丈夫よ、安心して．．．物語、舞台が終わったらみんなで帰りましょうね♪まあ、みんなは無理かしら？」

「ドコニー？ドコニ帰ルノ？」

「決まってるじゃない、私の家よ」

「そんなところ、帰れないに決まってるじゃない．．．言ったでしょ？あなたは一生この館から出られないのよ？だから、あなたはここで舞台を「うそよおおおおおおおおおおおお！！！！！」」

何言ってるの？私はこのままみんなを殺して家に帰るのよ？


「大丈夫よぉ〜楽〜に死なせてあげるから！！」

もう、気が狂っちゃったみたいね、でももういいわ
私にはHappy end が待ってるのだから！！
——————————————————「いやあああああああああああ！！！！！」











　　　　　　　　　————————————————————「あははっは〜〜！！！」









〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜







何時間が過ぎただろうか、部屋の中は静かになった



部屋の中はひどい有様だった

古時計は壊れ、テーブルなども壊れ、ところどころが黒ずんでいた

黒ずんでるのはいったい．．．？


もちろん、少女はいない．．．

彼女は逃げたのだろうか？
それとも殺されたのだろうか？
それとも．．．


全てを知る者はただ一人



「ぱちぱちぱち．．．」

突然、静かになった部屋の中で拍手の音が聞こえた

「今宵はよい舞台だった、毎日を退屈している私は十分楽しめた」

ドアの向こうから謎の影が現れた

いったい彼はなにものだろうか？

館の住人達の．．．．．暗幕だろうか？




そのとき、謎の影は少女が持っていた手紙が落ちているのに気づいた

彼が少女に送り、彼女の人生をすべて狂わせたすべての元のこの手紙．．




彼は手紙を拾って一人静かに、住人達がいなくなったこの館で

—————————————泣いていた