二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ボカロ 〜カゲロウデイズ〜 ( No.35 )
- 日時: 2012/05/04 21:20
- 名前: ゆりかん (ID: 3RSwxYeD)
〜第2章〜
目をさましたら時計の針が鳴り響くベッドの上で寝転んでいた
夢だったんだ...
俺はほっと安堵のため息をついた...
にしてもけっこうリアルな夢だったな、汗がびっしょりじゃないか
そういえば、今は何時だ?
体を起こして携帯で時計をチェックしたら..げ
もう12時過ぎてるじゃないか!!!しかも、あれ?8月14日だ...夢の中では15日だったはずじゃ..いや、ただの夢だからそんなのどうでもいい!!!
それにしても、いったいどんだけ寝てたんだ...
自分自身のことにあきれてしまった
にしても....蝉の音がさっきからうるさいな...そういえば、さっきの夢も蝉の音が最後に聞こえてたような...
「レーン!!いつまで寝てるの!!ってもうさすがに起きてるか...」
そのとき、リンが部屋に入ってきた
夢と分かってはいても、やはり無事そうでほっとした
「そうだ、レン!!今日どこかに遊びに行かない?」
「いいよー夏休みも後ちょっとだしな。どこ行く?」
「そうだねー...」
二人で考えていた時突然、母さんが部屋の中に入ってきた
「ちょっと二人とも!!夏休みだからって浮かれちゃダメよ!!二人とも、夏休みの宿題は終わったの?」
「終わったよ〜!!」
そう答えるのはリン、え?リンはもう宿題終わってたのか...じゃあ終わってないの....は俺だけ?
「そう...レンは?」
「...まだやってません」
「やっぱり!!遊びになんか行っちゃダメよ。今日は一日中勉強してなさい」
ちぇ〜やっぱ母さんにはかなわないや...
母さんが部屋から出て行った時リンが俺にこそっと耳打ちした。
「ねぇ、宿題は私が後で移させてあげるからどっか行こうよ!!」
「え?でも...」
「いいじゃん!!残り少ない夏休みだもん!!じゃあ、早くしたくしてね!!私は先にあそこの公園で待ってるから!!」
そう言うが早いがリンは外へ行ってしまった
ま、いいか...
支度が終わって出かけようと思った時クロが部屋に入ってきた
「ニャーーー」
「お?クロも来るか?よし、じゃあリンの待ってる公園に行こう!!」
〜公園で〜
「レン〜!!遅いよ〜〜!!」
「悪い悪い、でもそのかわりクロつれてきたから」
「何のかわり?まあいいや、じゃあどこに行く?」
「うーん、そうだな...」
そのとき、俺は妙なデジャビュに似た感覚にとらわれた
えーと、この感じ...前にも体験したような...
「でもさぁ...夏って休みが多いけどやっぱ夏は嫌いだな...」
リンがそうふてぶてしくつぶやく...
そのとき俺は思い出した、昨日見た夢に似てるんだ
これって...正夢...いや、まさかな
少し不思議だけど..きっと...
「なんで夏が嫌いんだ?」
「え?だって...」
そのとき、リンの腕からクロが道路へ飛び出してしまった
「あ!!クロ!!危ないよ!!!」
「リン!!」
クロを追いかけようとするリンの腕を俺はとっさにつかんでしまった
昨日見た夢を思い出してしまったからだ
ただの偶然かも知れない、けどもし正夢だったらと思うと怖くて仕方なかったのだ
「ちょ、レン!!話してよ〜クロが向こうに行っちゃう」
「猫は気まぐれだからすぐ家に戻ってくるさ...それより」
俺はとてつもないいやな感じがした、だから..一刻もこの場から抜け出したかった
「もう、今日は帰ろう」
確証があった訳ではない、けど何かいやな予感がしたんだ
「ええーーー!!どっか行こうよ〜!!レンだって行くって言ったじゃん!!」
「明日、いこう!な?」
ふてくされてるリンをなだめてとにかく俺はこの場から抜け出そうとした
リンの手を引いて家の方向へ向かおうとした
「え、ちょっと..」
こうして二人で道を抜けたとき周りの人々が上を見上げていた
どうせ、なにか飛行機かヘリコプターでも飛んでると思ったがそんな音はしない
それにみんながざわざわしてて指もさしている
なかには、口を開けている人もいた
早く家に帰りたかったが俺も気になって上を向いてみた
すると、そこには.......