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〜第１章〜



一人のある少女が深い深い森に迷い込んだ



ある日、彼女のもとに一枚の色あせた手紙が届いた

そこには達筆な字でただ、こう書いてあった


「明日の夜、森の奥の不思議な館に来てください、お待ちしています」

たった、それだけ書かれた素っ気ない文章

それでも、この内容に少女は興味を持った


「明日の夜か．．．」

彼女はこうつぶやいた

その声を聞いていた者は誰もいない


　


次の日の夜

少女は手紙に書いてあった通り

森の中に入った

手紙に書いてある不思議な館を目指して

けれども、どれだけ歩いてもその館は見つからない

あきらめて、帰ろうかとしたがもう外は真っ暗であり

どの道を通ったのか少女は忘れてしまった

つまり、迷ってしまったのである


そんな矢先に少女はあかりを見つけた

「！！！きっとあそこだ！！！」

少女はそう思いその館を目指し走った

着いてみるとそこには一軒の不気味な洋館が建っていた

誰も住んでなさそうな雰囲気だが中にあかりはついてる

少女はおそるおそる近づいて壊れてる扉を叩いてこう言った


「誰かいませんか」