二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ボカロ 〜人柱アリス〜 ( No.87 )
日時: 2012/07/08 00:30
名前: ゆりかん ◆Qd6XA/vkyQ (ID: nxPXMTJg)
参照: http://www.pixiv.net/novel/member.php

〜3番目アリス〜

「あら、ここはどこかしら?」

3番目の少女...彼女の名前はミク
彼女もまたある意味で有名だった

実は、彼女には明確な夢自体はなかったが国の時期女王と言われていた
そのため、小さい頃から勉強ばかりやらさせられ、子供らしい遊びはしたことがなかった。
そんな彼女が今回「夢」に選ばれたのはなぜ...?



ミクはおしゃれが大好きだ
いくら毎日勉強してても、新しい服をかえばたちまち元気になる
もっとも、ミクはこんな毎日に嫌気が差していたが


ーいつか、私の夢をかなえてくれないかなぁ




そう、彼女の夢は
自由になることだった










「いやッッ!!ついてこないでッッ!!!」
ある日、たまりにたまった日ごろの恨み
それを全て投げ捨てるようにミクは城から出て行った
何十人もの兵士たちが後を追いかけていたがミクは絶対に戻ろうとはしなかった

そうして、彼女は自分の城、つまり故郷を捨てたのだ
そしてたどり着いた先は、「夢」の作った世界、不思議の国だった...



ーかなり遠くまで来ちゃったわ...でも、自由になれてよかった

ミクはふっとため息をついた
そして、明るい日差しの中ごろんと草むらの上に寝転がった
今、自分がどこにいるのかはまったく見当もつかなかったがあの息苦しい自分の家から逃げ出せたことに安堵していたのだろう

そして、ミクはすやすやと眠り込んでしまった...








『君の夢はなんだい?』

「私の夢?それはもちろん自由になることよ!!」

『それならもうかなっているんじゃないか?君は逃げ出したんだろう?』

「あらそうね...それじゃあ今の夢は毎日楽しくいくることかしらね」

『君は、毎日を楽しく過ごしたい、それが夢なんだね?』

「もちろんよ、きっとこれが今の一番強い夢ね」

『...わかった』








そんな夢を、彼女は見た
いったい何が現実でなにが「夢」なのか、わからなくたっていたが今見た夢が「夢」になるとは知らずに彼女は眠り続けていた…


彼女は、起きてどうしようか迷った
城から抜け出したのはいいもののこれからどうするかはまだ決めていない

「まぁ、いいわ...このままこの森を歩いてましょ」
そうつぶやき「夢」が作ったこの森の中を歩いた







1時間ほど歩き続けた
彼女は汗だくにありながらもどうしようかずっと考えていた

そのとき


目の前に大きな「城」を見つけた
自分の家とは比べ物にならないくらい大きな城
外見は金、赤、黄色、金、赤、黄色...ちかちかするような色だったが...

少し興味をそそった彼女は扉に手をかけ、開けてみた
扉にかぎはかけておらず、すんなりあいた

「ッッッ!!!」

彼女がそこで見たものは...