二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: イナGO天国から聞こえる〜出逢うべき双子〜京介ェェェェェェッ ( No.130 )
日時: 2012/06/21 19:41
名前: 冬ノ華 神ノ音 ◆Ui8SfUmIUc (ID: Je/H7tvl)
参照: 最近の口癖は「神童さんマジ天使」ですのよwwww


 「なっ・・・うわああ!!」
 蘭丸の体を手に握られていた青白い剣で貫く。「ラブ・ソティー」それは剣を音が紡ぎ出し、それで攻撃する。そういう技である。
 奏人の中で最強の技と言われている。これを使ったということは、殺す価値がある。ということかもしれない。
 「ぐうっ・・・貴様ッ・・・!」
 貫かれた腹を押さえながら、忌々しそうに呟く蘭丸。拓人は剣を蘭丸の目元にスッと差し出す。
 「何の・・・真似だ・・・?」
 「お前は俺の大切な仲間を傷つけた。俺はそれを許せない。
  許せるはずがないだろう?身をもって知れ。
  報いをな・・・!」
 さらに斬りかかろうとする拓人。これ以上怪我をするわけにはいかないと考えた霧野は、霧を自由に扱い攻撃を防ごうとする。
 「くうっ・・・!」
 「無駄だ」
 霧は拓人の剣を受け止めることができなかった。霧は霧散し、晴れていく。
 「なっ・・・!」
 「『レジアン・メロディー』」
 音が、音が剣から溢れ乱丸を切り裂いていく。
 鮮血があふれ、血が飛ぶ。
 これで立てる奴は相当であろう。拓人も無理だろうと思っている。
 これで終わるかと思いきや————
 
 「黙れええええ!!!!」
 「!!?」 
 肩で息をしながら、そう叫ぶ蘭丸。
 拓人は化け物を見るやのような目つきで睨んだ。
 「黙れえええええ!!!お前ごときが、俺を倒すだと?
  甘いんだよお!女王様のためにも、俺がお前を殺す」
 「卑劣な」 
 
 
 死ね—————————!お前たちに生きる価値等ありはしない!
 
 いいえ。死ぬのは貴方ですわよ。蘭丸。

 「何かおっしゃいましたか?レジーナ様」
 「いいえ。何も。さあ行きましょう、戦場へ」
 
 ゆっくりと女王が玉座から腰を上げた。
 そして、大剣を片手に外へ出た。