PR
二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: イナGO天国から聞こえる〜出逢うべき双子〜京介ェェェェェェッ ( No.133 )
- 日時: 2012/06/23 22:21
- 名前: 冬ノ華 神ノ音 ◆Ui8SfUmIUc (ID: fJVWu45M)
- 参照: 最近の口癖は「神童さんマジ天使」ですのよwwww
22話 殺戮少女
「あァ、またやっちゃった。ゴメンネこんなのが娘で」
顔についた血を舌で舐め取り、口に含む。鉄の味が口いっぱいに広がる。手にはナイフ。鋭く尖った刃には鮮血。
滴り落ちる血。これはその場に倒れている男と女のものなのだろう。
「娘」…親ということだろうか?まだ小さな娘が親を殺す?そんな事があるのだろうか?あるのだ。
この、「殺戮少女」には。
「きゃあああッ!」
「このガキッ!!人を殺めやがって…」
大声で叫ぶ人々。それを滑稽と哂うかのように振り向くその少女。
ニヤァと嗤ったその少女は、齢五つの幼い少女。眼が妖しく光り、その目は人を狂わす。人を殺めるとまで言わてきた。
そんな蔑んだ目にも気にはしなかった。気にする必要性がないからだ。何を気にする理由がある?
自分にはこれが〝快感″なのだろう?だったらこう言い返せばいい—
「こんなことも知らないだなんて、貴女達悲しいですわね」
————と。
イカれていると思うだろうか?イヤ、この少女にとっては殺戮こそ快感。殺戮こそ生きている証なのだ。
これをしなければ、彼女の生きている意味はないだろう。
人を殺す。それが楽しくて仕方がない。
あの顔—あれが、醜くてイイ。もっとあの顔を見たい。あの血の味。あれがイイ。あの鉄の味が気持ちいい。
もっともっと!もっと殺したい。
いろんな顔を見たいんだ!見せてよ!
わたくしにもっと!…楽しませてよ!
ねぇ!!貴女達の望むものは何?
欲望を聞かせてよ!
「欲しいものは手に入れますわ…」
PR