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　「僕が殺してあげる」

　滑稽だと思うかもしれないだろうが、レジーナは僕が殺す。
　　
　異議は認めない。僕のためだ。

　あの方を殺せば、僕は救われる。

　ほかがどうなろうと知ったこっちゃない。

　〝悪″？そんなこと知らない。悪はあの人のことだろう？

　僕を〝悪″と言うならば、あの人はどうなる？

　「答えなよ。拓人くん」

　「答える義務はない」
　
　二人とも苦戦を強いられていた。レジーナはそのザマを哂って見ていた。屈辱。いや、見世物とでも言うべきか。
　自分の下とも呼べるものが戦い、苦戦を強いられているのがそんなにも面白いか？
　頭がイカれているとしか思えない。
　剣をぶつけ、衝撃を押し殺す。
　だが、衝撃は逃げ、体に降りかかってくる。
　「くっ…」
　
　「さあ、本番はここからだよ？拓人くん」
　「わかってるさ！！」

　
　
　

　　　　　　　さあ、patrtyの始まりだ！
　
　　存分に楽しもう、拓人くん。

　
　
　〝悪″について語り明かそうではないか。
　
　答えなど求めてはいないけどね。

　死んだら負けだ！
　
　生きたら勝ち。

　そんなgameだよ。これは。

　
　「受けて立つさ」
　
　やるね、君は。excitingなひとだよ。