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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: イナGO天国から聞こえる〜出逢うべき双子〜イラストが見れます ( No.163 )
- 日時: 2012/07/07 20:17
- 名前: 冬ノ華 神ノ音 ◆Ui8SfUmIUc (ID: kRzIGuhz)
- 参照: http://mb1.net4u.org/bbs/kakiko01/image/439jpg.html
二章 raidandchain
25話 alliance
「新しい仲間を紹介しようと思う。それより…典人。
傷は痛みはなくなったか?」
拓人は椅子に座り、不満そうにいる典人に話しかける。典人は横目で拓人を睨み、鼻で笑う。
「そんなのお前の方だろうが。死んだくせに!」
少しの間。
「だが俺は、生き返った」
そうだ、拓人は一回死んだ。だが、神鳴のおかげで生き返ることができた。だが、それが典人には気に食わなかった。
「軽々しく言うな!お前が死んだら此処は機能しなくなる!
解っているのか!お前がどれだけ大切な存在か、
一回自分の立場というものを知れ!」
拓人は、目を細める。
「落ち着け」
冷静を振舞う拓人。それが、典人のしゃくに触る。
「五月蝿い!!拓人…言っとくけど俺は、あんな奴らと関わっていたような奴を仲間に入れる気はさらさないからな!!」
典人はそれだけを言い捨て、出て行ってしまった。
数秒の沈黙。それを破る一人の少年の声。
「仕方ないな…典人は。紹介しよう、恵だ」
「よろしく」
恵と呼ばれた少年は、少し微笑みそう言う。
拓人は肩をすくめ、はあとため息をこぼす。
「どうしてため息なんかこぼすの、拓人くん」
「君にその名で呼ばれる言われなないけど。いや、まさか彼奴の手下だった奴がまさか…んぐっ!」
言い終えないうちに恵に口を抑えられる。恵の額には青筋が立っている。
————今度それ言ったら殺すよ?
口パクでそう言う恵の顔はどす黒かった。
〝恵″又の名を〝恵珠″
拓人はあの戦いで恵珠と同盟を組んだ。そして、狩人として、〝恵″としてここに入ったのだ。
「たく、油断も隙もない」
「アハハ…」
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