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　「で、生き返ったと。〝想い"が生き返らしたと？」
　それを聞いたメイレは誇らしげに笑った。
　「ええ、そうよ。メイカはアタシと共に復讐するために生き返った」
　〝復讐"と言う言葉に拓人は少し目を細めた。
　自分の所に来た理由が復讐だとすれば、大方言うべきことは分かっているからだ。
　「復讐するから力を貸せと？」
　「よく解っているじゃない。そうよ、文句ある？貴方たちもそうでしょ？女王への復讐のために…でしょ？」
　メイレの言った一言を何度も何度もリピートさせる。そして、こう言い返した。
　
　「違う。俺たちは復讐のために狩人になったんじゃない。更生のためだ。…世界のな」
　「綺麗事言うんじゃないわよ！！」
　メイレは声を荒げ、机を強く叩く。メイカのその音に驚き、体を震わす。
　メイレは立ち上がり、拓人の目の前に立つ。そしてゆっくりと口を開く。
　「何が更生よ。綺麗事言うんじゃないわよ！憎くて憎くてしょうがないんでしょ？でもそれを認めたくないんでしょ？
　　だから、こうするんでしょ？生命を賭けて戦うんでしょ？そうでしょ！だったらアタシと手を組みましょうよ！」