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　「久しぶりだねぇ、鬼道クン」
　「お前……ッどうして！刑部に引き取られて獄に入ってたんじゃあなかったのか！」
　すると、不動はフッと小馬鹿にしたように嗤った。そして、佐久間の肩を掴む。
　「脱獄すりゃあこっちのモンなんだァよ。それに此奴も手ェ貸してくれたしィ？」
　「………」
　不動は挑発するかのように話す。佐久間は只々無表情で鬼道を睨む。　「佐久間……どうして其処なんだ！俺が嫌いなら他にしようがあっただろ？どうして不動(彼奴)なんだ！！」
　「仕方ないんだよ！！俺は……アンタを殺したい。だったらこうするしかないだろ！？」
　佐久間は目を見開き、鬼道に向かって行く。そして、腹の拳を入れる。鬼道は濁い声を漏らす。
　その隙に不動は割って入り、銃を打つ。銃撃は鬼道の肩に当たる。
　「っしゃあ！クリーンヒットだなァ！！」
　狂ったように笑う不動。鬼道は意識をどうにか保ちながら剣を抜こうとした……が、
　「甘いんだよ！！」
　剣は弾き飛ばされてしまった。
　

　「此処からが戦いだぜェ鬼道クンよぉ！！」