二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: イナGO天国から聞こえる〜出逢うべき双子〜京介が開花したァァ ( No.49 )
日時: 2012/05/06 19:56
名前: 冬ノ華 神ノ音 ◆Ui8SfUmIUc (ID: Xc5HYuu9)



  「…理解出来ねェ……」
  「しようとしなくていいさ。所詮出来るのは俺ぐらいさ」
  京介は考え込む。このやり方は手荒くないか?
  こんなことを天馬にもやらすのか……
  「アンタ、もっと他に方法はないのか?
   もっと楽な方法とか…」
  「ないよ。あるわけないだろ」
  清々しいほどきっぱりと言い張る。
  京介は眉をひそめた。
  「俺もねこんなやり方はしたくないけど、仕方ないだろ。
   これしかないんだ。キミは天馬を殺したいのか?」
  「ッ……」
  何も言えなかった。このまま天馬を放っておけばいつかは耐えきれず、死んでしまう。
  それは困る。
  「さぁ、この森を抜けたらムラだ。行こうか?」
  拓人は立ち上がり、京介も頷き立つ。
  「そうはさせない」
  いきなり声がする。拓人は声のする方へ振り向く。
  二人の少年。
  「蘭丸……!お前は…?」
  守護人の蘭丸・そして隣にいるのは———…
  「篤志だ。新しく入った男さ」
  「フッ…此処であったのが運のツキだ。死んでもらう…」
  拓人が剣を構える。京介もランスロットを構える。
  二人は背中を合わせ、周りにいる敵を睨む。
  「京介」
  「んだよ。拓人…」
  「攻撃は最大の何かわかるか?」
  拓人の問いに京介はフッと笑った。
  「『防御』……だろ?」
  拓人もフッと笑う。
  「ああ。そうだ。でももう一つある。
   
   攻撃は最大の————
   
   『快感』だよっ!」
  こうして戦いがまた始まった———…