二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: イナGO天国から聞こえる〜出逢うべき双子〜京介ェェェェェェッ ( No.73 )
日時: 2012/05/17 16:43
名前: 冬ノ華 神ノ音 ◆Ui8SfUmIUc (ID: BlQh8qP9)


  「やめて・・・京介!!」
  「・・・!」
  京介の動きが止まる。声の主が誰だかわかるからだ。
  ゆっくりと振り返る。違うやつであってくれと願っていた。
  だが、その願いは届かなかった。
  裸足で、パジャマを着ていた。裸足の足は汚れていた。
  
  「天馬——————・・・」
  
  篤志がニヤッと不敵に微笑んだ。そして天馬の方に歩み寄る。
  「此奴が天馬・・・ほう・・・お前が焦っていた理由がわかるな」
  「何・・・」
  京介は篤志を睨む。そして剣を両手で構える。
  「いいの?こんなところで殺りあったら死ぬかもよ?
   コイツ・・・」
  篤史は天馬の頬をつう・・・と指で触る。
  「天馬に触れるな!!」
  「おっと、お熱いこった」
  篤史は腰に携えていた銃をホルダーから抜き、銃口を天馬に向ける。
  「撃つぞ。いいのか?死んで欲しくないんだろ」
  「っ・・・卑怯な・・・」
  狼狽える京介を見、フッと笑った。
  「何とでも言え。俺はただ出された指令をこなすだけさ」
  「そうか」
  京介は一歩、篤志の方へ歩み寄る。
  「近づくなッ!!・・・俺は本気だぞ・・・」
  「京介・・・もう怪我しないで。俺のために・・・」
  「黙れ。天馬。これは・・・俺の戦いだ」
  強く、銃を構える。
  それでも京介の意思は変わらない。
  「京介・・・」
  京介は少し、少しだけ笑みをこぼした。
  そして篤史の方へ走る————・・・

 
  「やめろッ!!!!!」