二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: イナGO天国から聞こえる〜出逢うべき双子〜京介ェェェェェェッ ( No.90 )
日時: 2012/06/19 18:19
名前: 冬ノ華 神ノ音 ◆Ui8SfUmIUc (ID: UTKb4FuQ)
参照: 好きだよ・・・円堂君!君自身が!!!

 17話 聞こえる声

 ドサッ——————

 拓人が、拓人が倒れた。
 光が一つ、消えてなくなった。とでも言うべきか。
 拓人が倒れたことによって典人・京介の動きが止まった。
 「えっ・・・?拓人?どうしたんだ?拓人ォ!!」
 典人の悲痛な声が響く。が、反応がない。
 京介はどうしていいかわからず、立ち竦んでいる。
 初めて見た。
 拓人の体から今もとめどなく血が流れている。
 拓人の周りには血の池が出来ていた。
 ピクリとも動かない拓人を見て京介はこう震えるような声でこう言った。
 「死んでないよな・・・?」
 「不吉なこと言うんじゃねぇよ!!
  彼奴が死んだら・・・彼奴が死んだら!
  あのガキだって助けられないんだぞ!」
 典人は天馬を指さし、京介にそう訴える。
 京介は小さく「すまない」と謝った。
 「フン・・・心配しなくてもアイツはもう死んでいる」
 返り血を顔につけている蘭丸がそう嗤いながら言った。
 「少なくとも臓器は刺している。生きているはずがねぇ。
  大体・・・アイツは怪我してるんだろ?俺が刺した傷が。
  だったら話は簡単だ・・・
  
  死んだんだよ!!彼奴は!・・・残念だ」
 よく、聞こえなかった。
 よく、意味が理解できなかった。
 何を言ってるんだ?
 

 「うわああああああああああああああああああああああああっ!!!!!」