二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: …題名考え中…(イナイレ) ( No.13 )
- 日時: 2012/06/08 23:22
- 名前: 音愛羽 (ID: bJXJ0uEo)
任務1
少女目線
大きな白い家の前。
深呼吸するとまずは家の周辺を探ることにした。
「なんだって、でっかい家だなぁ…」
普通の家の3倍はあるんじゃないか?
うろうろと歩いていると人に会ってしまった。
額から冷や汗が出てくる。
「お嬢ちゃん、見ない顔ねぇ。どこから来たの?」
言葉遣いの割にずいぶんと顔にしわのあるおばあちゃんだ。
もう…60は過ぎているだろう。
「ぁ…いえ…」
「まぁ、声のきれいなこと。目も大きくて。
美人ねぇ…。私気に入っちゃったよ。おうちにおいで」
「ぇ…そんな…あの…」
「そうよ。私今日クッキー妬いたのよ〜。ほらほら、食べていきなさい」
そういって向かうはあの、白いでかい家。
おお、これはちょうどいい。
中を拝見させてもらおう。
「じゃあ…お言葉に甘えて…」
「そうそう、そう来なくちゃね。家の中を散歩してもいいわよ。ほかの飲み物用意しておくからね」
「はい・・・ありがとうございます」
ペコリ、とお辞儀するとさっさと廊下へ走った…
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「あいつはちゃんとやってるのか?」
「それはそうだろう。もう何年やってると思ってるんだ、あいつは」
「まぁ…小3くらいからだな。あのころからすごいやつだったがな」
「私が選んだんだ。当たり前だろう。私の目に狂いはない。あいつに良心などない」
「そうだな。でも親を殺した少女なんて、な」
「あぁ、安心しろ。ちゃんと私の言った通りやってくるさ。
やってもらわないとこっちも困るんだ。金が入ってこない」
「そうだろうな。あいつに頼ってる俺たちもおかしいんだがな」
「でもあいつはこっちの依頼を裏切ったことはない。期待もな」
「あぁ。楽しみだな、あの金持ちの旦那が血まみれになる姿が」
「はっはっは。あの旦那にはたっぷりと味わってもらおう。
苦しみをな。そしてあのたくさんの金をいただくんだ…」
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男は言った。
金をもらうと。
男は言った。
少女は裏切らないと。
独りの少女は不気味に笑った。
「みーつけた、私の任務を果たす鍵」
ニコリ、というのかニヤリというのか…
少女は不気味な笑みを浮かべた。
そして手に持った“鍵”をカバンにしまい、リビングへ戻っていった。
-----------何食わぬ顔で…
まだ物語は何も始まってはいない・・・・・・・・