二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 殺人鬼少女 任務3(前半)更新 ( No.42 )
日時: 2012/06/08 23:34
名前: 音愛羽 (ID: bJXJ0uEo)






中には男がいた。
少女が立っているドアを背に机に向かって何か書類などをまとめている。



「誰だ…雅美まさみか?入るなと言っているだろう…
  まだ終わってないんだ。お茶もいらな……君は誰だ?」


男は振り向くとそこにいるのが“雅美”ではなく知らない少女だということに気付いた。
目を丸くして驚いている。
それもそのはず、“鍵はすべてしまっているはず”だったのだから。

「どうやって入ったんだ、君は…」

キラリ、と少女の胸の上で緑色にネックレスが光る。

「おばぁさんに入れてもらったんです」

にこ、と笑って答える少女。
逆にその笑顔が怖いくらいだ。

「そ・・・そうか。で・・・?君は一体誰なんだ?」

「私ですか?知りません?私ってそんなに有名じゃなかったんですね…」

「ぁ…ああ!あなた…あなた様は…たk「言わないでください。わかってもらえたならいいんです」す、すみません」

「いえ^ ^」

そう彼女はもう一度‘同じ’笑みを浮かべた。
彼女はかなりの有名人のよう。
焦る男をよそに急に真面目な顔になった。

「今日は用があってきたんです」

「あ、あなた様のような方がわ、私に用とは…」

「ええ、そう、用なんです。あなたにお願いがあるんですよ」

「なんでしょうか…」

「あら、そんなに緊張しなくてもいいんですよ。
  難しいことではないですから」

「す、すみません…」

「いいのよ、。さてと。じゃあ今立ってもらえます?
  そうね…お茶でも下さらないかしら?」

「た、ただいま!!」

バタバタと廊下をスリッパで走っていく音。
緊張のせいか、男は少女が靴下だということに気付かなかった。

「…っと…中原 湊(なかはら みなと)。40歳…お菓子工場長。…か。
  大したことなさそうね。さっさと済ませてかえろう」

どこから出してきたのか薬のようなものが入った袋を手に持つと目の前でシャカシャカふる。

「ふふ…はぁ〜〜あ、早く帰ってこないかしら?」

また、行きとおなじようなバタバタという音とともに男…中原湊はお盆にお茶を乗せてきた。

「ぉ…お待たせいたしました…!!」

「ありがとう。でも私が飲むんじゃなくてアナタに飲んでもらおうと思ってたのよ。
  でもにおいだけ嗅がせてくださる?私、お茶のにおい、大好きなんです。
  変わった趣味でしょう?いいの、いいの、向こう向いていてください」

「は…はい」

よほど緊張しているのだろう。
彼女の言うことをおかしいとも思わず聞く。

彼女はさっき持っていた薬、のようなものをお茶に入れた。

「どうぞ、中原さん。もう私、楽しみました。
  お茶でも飲んで、落ち着いてください」

「あ、ありがとうございます。」

ゴク、と何が入っているのかも知らずに男は一気にお茶を飲んだ。

「単純、ですね。あなたは」

「ぇ…




            うぅ…」

中原湊はうめき声をあげて倒れた。
持っていたお茶を入れていたコップも彼とともに床へ落ちた。


フッと彼女は笑うと-------持ってきていたらしいカバンから何かを取り出し-------何やら準備に取りかかったようだ…










「ほんと、手ごたえのない人」