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Re: 第十一章 ほのぼのアフター⑥ 第1話④ ( No.420 )
日時: 2012/08/29 13:11
名前: icsbreakers ◆3IAtiToS4. (ID: WV0XJvB9)

「ぎゃっ!!」

衝撃波に吹き飛ばされた千里は普段出ないような声を出して尻餅をついた。

「ひ、人!?」

衝撃波を放った本人———ゆまは慌てて千里に駆け寄った。

「ごめんね!使い魔だと思って……」

「ごめんじゃないわよ!下手したら死んでた———」

千里はゆまに迫るマーカーを見て、使い魔に追われている事を思い出した。

「アンタ!右上!!」

「え!?」

ゆまは千里に言われ、何のことだかわかりはしなかったが反射的に反対側に飛んだ。

するとゆまが先ほどいた場所にステッキの先端を突き立てて使い魔が落下してきた。

使い魔は攻撃が命中しなかったわかると、またどこかに身を隠した。

「アンタっ、戦えるならさっさと倒しちゃってよ!」

「ダメっ。捕まえて魔女の場所を聞き出さないと!」

「なーにバカなこと言ってんのよ!使い魔なんかと話せるわけないでしょ!捕まえたって場所なんかわかりっこないって!」

「そ、そーかな?」

「当たり前でしょ!って今度は後ろから来てるよ!!」

「わっ、わっ!」

ゆまは再び使い魔の攻撃をかわし、使い魔も再び身を隠した。

「どうしてわかるのっ!?」

「それがちーの魔法だから!あ、また後ろからくる!」

ゆまは今度は避けずに振り向き、使い魔の降下に合わせてハンマーを振り上げた。

ゆまの攻撃は使い魔に的中し、使い魔はそのまま消滅した。