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Re: 第十一章 ほのぼのアフター⑥ 第3話① ( No.427 )
日時: 2012/08/30 13:46
名前: icsbreakers ◆3IAtiToS4. (ID: WV0XJvB9)

千里が待ち合わせ場所に着くと、そこには既にゆまの姿があった。

「もしかして待った?」

「うんん。ついさっき来たばっかだよ」

「なら良かった。んで、どーするの?」

とりあえず一緒にとは言ったが、実際のところ何も考えていなかった。

「ちーちゃんの魔法で魔女を探そうよ。ちーちゃんの魔法ならすぐに見つかるよっ」

「そ、そう?ならそうしようか」

千里は頼りにされることが歯がゆくも嬉しかった。

千里はいつもより少し気合を入れて魔法地図を展開した。

『千里眼』の能力の一つ、魔力の記憶は魔法少女に変身してでないと使用できないが、すでに記憶した魔力の追跡ならば変身せずとも出来る。

「あらら?」

「どーしたの?」

ゆまは千里の魔法地図を覗き込んだ。

魔法地図には地図以外何も表示されていなかった。

つまり表示された地図の範囲には、千里が記憶した魔力を持つ者が居ないのだ。