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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 第十一章 ほのぼのアフター⑥ 第4話② ( No.436 )
- 日時: 2012/08/31 11:15
- 名前: icsbreakers ◆3IAtiToS4. (ID: WV0XJvB9)
「左右から二体ずつ、右からのほうが3秒くらい早く来るよ!」
ゆまは千里の指示通り、右から来た二体をハンマーで殴り飛ばした。
そしてその勢いのまま左の二体も殴り倒した。
「後ろに一体!さらに右から一体!そこにいたらやられるから、左へ行って!」
ゆまは左に避け、相手を失い隙の出来た使い魔ニ体を殴り倒した。
「前後左右から全部で五体くるよ!」
「なら!」
ゆまは上にジャンプした。
そして襲い掛かってきた五体が密集しているのを確認する、ハンマーを振り上げた状態で落下した。
「えいっ!!」
地面に叩きつけられたハンマーは激しく地面を揺らし、使い魔たちはバランスを崩した。
その隙にゆまは身体を回転させて使い魔を薙ぎ払うようにして倒した。
「やるじゃん!あとはあのデカイのだけ———」
千里は地図上に増えていくマーカーの数を見て思わず絶句した。
そしてゆまも目の前で使い魔が次々と増えていく様子を見て同じく絶句していた。
「な、何よ……。さっきより多いじゃない!」
「こ、こんなに相手に出来ないよ……」
この魔女は司令官型の魔女なのだ。
大量の使い魔を使役し、それらに指令を出して相手を陥れる。
物量こそ物を言う———そういう魔女なのだ。
ゆまと千里は無駄な足掻きとわかりつつも使い魔たちを出来る限り倒していった。
しかしすぐに限界は訪れ、二人は囲まれてしまった。
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