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Re: 第十一章 ほのぼのアフター⑥ 最終話② ( No.442 )
日時: 2012/08/31 11:22
名前: icsbreakers ◆3IAtiToS4. (ID: WV0XJvB9)

「ふー、さっぱりしたー」

「よくもまぁ……人んちの食べ物食べ漁って、風呂まで入れるなぁ」

彰は濡れた髪の毛をバスタオルで拭いている杏子に呆れた様子でそう言った。

「ゆまが口の悪いガキと一緒が良いって言うからさー」

「ならゆまちゃん一人で良いと思うけど……」

「男の家に女一人は危ないだろ?なら保護者も一緒にだな……」

「もしかして俺のことバカにしてる?ってか杏子ちゃんだって女の子だろ?」

彰がそう言うと、杏子はささーっと風呂場まで戻って顔半分だけ覗かせた。

「ま、まさかアタシを襲おうってんじゃ……」

「な、何でそーなるんだよ!」

「ははは、冗談だって。で、ゆまたちは?」

彰はため息をつきながらリビングのソファーを指差した。

「こりゃあんま五月蝿くしたら悪いな」

「だね。俺たちはあっちの部屋行こう」

「何か食べ物ある?」

「まだ食べるの!?」

「風呂入ると腹へらない?」

二人はそんなやり取りをしながら部屋の奥へと消えた。

リビングのソファーには身体を寄せ合って眠る、ゆまと千里の二人だけが残されていた。